Project/Area Number |
61050024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
天岸 祥光 静大, 教養部, 教授 (10042409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 紘一 静岡大学, 教養部, 助教授 (90005546)
高村 秀一 名古屋大学, 工学部, 助教授 (40023254)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1986: ¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
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Keywords | アルフベン波 / 表面波 / プラズマ加熱 |
Research Abstract |
(a)線形装置(TPH) m=-1表面波を励起する為に従来のヘリカルアンテナを改良して行なったが、予想とは異なり、Shear Alfven波とCompressional Alfven波とが混在して磁力線方向に伝播していることが判明した。これはCompressional Alfven波が固有モードであると同時に表面波的振舞をする為プラズマ柱の表面を、Shear Alfven波は中心を伝播する為である。現象が理論で予想されているものと同じであれば、圧縮波はr=0のShear Alfven波の分散とmergingをおこすはずであるが、我々はそれを実験的に実証することができた。まだ細部にわたって検討しなければならないことが多々あり、それらを62年に行う予定であるが、とりあえず、Alfven波による加熱方法としてもっとも有力視されている表面波が世界に先駆けて実証されたことになる。 (b)トーラス装置(CSTN-【III】) まず、装置の改良として副半径a=10.3cmにし、プラズマ密度を最大1×【10^(13)】【cm^(-3)】にまで上げることが出来た。また必要なモードが励起出来るようにアンテナをトロイダル方向及びポロイダル方向に対称良く設置した。今年度は、さらに低電力高周波給電系の整備を行い、アンテナへのphasingの調整とともに、プラズマ中でポロイダルとトロイダルの二つのモードが選択的に励起出来るかどうかのテストが行なわれ、ほゞ期待どうりに励起出来ることが分かった。以上今年度の目標はだいたい達成出来たが、現在は次ぎのステップである波動の空間構造まで実験は進められている。
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