Project/Area Number |
61103002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平井 英史 東大, 工学部, 教授 (90010751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 清蔵 東京農工大学, 工学部, 助教授 (90015066)
長田 義仁 茨城大学, 教養部, 助教授 (60007804)
土田 英俊 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90063461)
東村 敏延 京都大学, 工学部, 教授 (20025860)
山下 雄也 名古屋大学, 工学部, 教授 (10022980)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥26,100,000 (Direct Cost: ¥26,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥26,100,000 (Direct Cost: ¥26,100,000)
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Keywords | 情報変換機能 / プラズマ重合 / 導電性 / 整流性 / スイッチング特性 / 電界重合 / 高分子錯体薄膜 / 異方性薄膜 |
Research Abstract |
情報社会の高度化にともない、電気情報変換機能,光情報変換機能,分子情報変換機能などの情報変換機能を高密度に内蔵する有機薄膜の開発に対する要請が高まっている。既に、昨年度までに、種々の新有機薄膜の合成法に関して検討した。今年度は、前年度までに得られた知見をさらに発展させ、情報変換機能を有する新有機薄膜の合成法を開発した。 主要な研究成果は以下の通りである。1.プラズマ重合を高温下で行なうことにより共役構造を発達させ、あるいは温和な条件で行なうことによりモノマー構造を十分に反映した薄膜を作成することにより、導電性,整流性,スイッチング特性,光還元触媒能などの諸特性を発現することに成功した。2.電界重合の諸条件を選択することにより半導体特性,選択的イオン透過性などを有する薄膜を合成するとともに、酸化還元機能,触媒機能などを有する機能性物質をドーパントとして導入することにより薄膜に機能性を付与する方法を開発した。3.高分子錯体溶液をキャスト液とすることにより、また、金属錯体を包埋したリポソームを重合させることにより、導電性を有する高分子錯体薄膜を作成し、その導電機構を明らかにした。4.光導電性高分子の構造と光キャリヤーの生成および移動度との関係を検討し、記憶素子としての応用を追求した。5.成型性および力学特性に優れた導電性薄膜の開発をめざして各種の置換ポリアセチレンを合成し、その諸性質を検討した。6.含窒素縮合多環芳香族化合物であるポリアザポリアセン系高分子の合成を検討した。7.疎水性と親水性セグメントを有するブロックポリマーを汎用高分子とともにキャストすることにより、汎用性高分子の表面に機能性薄膜を形成し、表面特性を変えた。8.種々の酵素とポリアミノ酸を含むキャスト液から酵素を内蔵した異方性薄膜を作成し、これを用いてグルコースセンサを構築した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)