Project/Area Number |
61105002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 昭二 東大, 工学部, 教授 (50010624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
作道 恒太郎 筑波大学, 物理工学系, 教授 (30132997)
竹内 伸 東京大学, 物性研究所, 教授 (60013512)
三本木 孝 北海道大学, 理学部, 教授 (60000791)
脇山 徳雄 東北大学, 工学部, 教授 (40005244)
庄野 安彦 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (80013481)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥57,000,000 (Direct Cost: ¥57,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥57,000,000 (Direct Cost: ¥57,000,000)
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Keywords | 酸化物超伝導体 / 層状ペロブスカイト構造 / 薄膜超伝導体 / 多層膜超伝導体 / 高圧合成 / 非平衡準安定相超伝導体 / 準結晶 / ジョセフソン効果 |
Research Abstract |
田中はBa【Pb_1】-xBix【O_3】系の研究では、超伝導機構,臨界温度Tcの限界等をほぼ解明した。さらにLa-Ba(Sr)-Cu-O系での高温超伝導の実現,超伝導相の構造決定,高臨界磁場の確立等を行った。またSi基板上のNb超薄膜の研究,Nb-Si多層膜でのTc以上での超伝導ゆらぎによる反磁性の研究を行った。庄野は超高圧および衝撃銃による【La_3】Al,CbS,【La_2】【S_3】の高圧合成を行い、超伝導との関連を調べた。又高温超伝導体を合成し、【Hc_2】(O)の値として56Tを得た。脇山は種々の非平衡準安定相超伝導の合成を行った。NoNx薄膜を作製した。A15型【V_3】Alの合成に成功し、13.2KのTc・onsetを得た。A15【Nb_3】Siのエピタキシャル成長を行った。三本木は遷移金属トリカルコゲナイドの超伝導を研究した。Zr【Te_3】の超伝導がバルクのものでないことを見出した。またNb【Te_4】は超伝導を示さないことを見出した。竹内はSi中の刃状転位に偏析させた金属原素による一次元伝導の実験に関しては明確な結論を得られなかった。Al-V系準結晶で超伝導遷移が観測され、より良質の試料で検討中である。作道はBa【Pb_1】-xBix【O_3】系超伝導体の研究を行った。Ba(Pb,Bi,Zr)【O_3】系固溶体についてTcの成分図を求めた。Ba【Pb_1】-xBix【O_3】のTcの静水圧依存性を測定し、従来と異なる結果を得た。弾性定数の温度依存性を測定し、X値に著しく依存することを見出した。村上は引続きBa【Pb_1】-xBix【O_3】の薄膜合成とその物性を調べた。邑瀬は【Pb_1】-xSnxTe,【Pb_1】-xGexTeに約1%のPb粒子を含む薄膜を作製し、その超伝導を調べた。この系の振舞いはPbTe半導体内への近接効果によって、Pb粒子がジョセフソン結合するためであることを明らかにした。鈴木はVの薄膜で、高磁場中でスピン常磁性効果による一次の超伝導転移を見出した。佐藤は低次元伝導性酸化物の電荷密度波とそのダイナミクス、【Li_(0.9)】【Mo_6】【O_(17)】の超伝導と電子局圧の研究を行い、又高温超伝導体である酸化物の単結晶を含む試料の物性測定を行った。
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