Project/Area Number |
61106001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鈴木 旺 名大, 理学部, 教授 (50022504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 大三郎 東京農工大学, 農学部, 教授 (40004288)
林 正夫 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (60110516)
永井 裕 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (90013812)
大平 敦彦 愛知コロニー発達障害研究所, 発生学, 室長 (20101074)
伊勢村 護 静岡女子大学, 家政学部, 教授 (40028197)
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Project Period (FY) |
1984 – 1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
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Keywords | プロテオグリカン / 細胞外マトリックス / フィブロネクチン / ビトロネクチン / β-キシロシド / エラスチン / グリコサミノグリカン |
Research Abstract |
1.各種のプロテオグリカンの生合成においてβ-キシロシドはコア蛋白質(キシロシルプロテイン)のアナログとして強力なグリコサミノグリカン鎖伸長イニシエーターとして作用すること、その効力はアグリコン部分の構造によって大きく変化することを明らかにした。この発見をもとに受精卵中でのニワトリ胚の骨格系の形成発達がβ-キシロシドによって制御できることを示した。 2.ラット乳孔の脳から4種のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンを単離し、これら成分が辺縁層と中間層に分布することを免疫蛍抗体法で明らかにした。 3.フイブロネクチンがヒト胎盤組織で合成、保存されていることを明らかにした。 胎盤組織はプロテオグリカンも合成するが、これはフィブロネクチンと相互作用して胎盤における細胞外マトリックスの形成と、細胞活動の制御に関与するものと考えられる。 4.ヒト血漿からビトロネクチンを単離した。この分子はそのままの形ではヘパリンと何らの相互作用も行わないほうが8M尿素または4Mグアニジン塩酸処理によってヘパリンと強く結合する性質を現わすようになることを見出した。一方、新鮮血をしらべると変性処理をしなくてもヘパリン結合性をもつビトロネクチン成分が少量見出された。これらの結果はヒト血漿中に存在するビトロネクチン分子は均一でなく何らかの構造不均一性があることを示している。 5.ヒト血漿をエラスチン固定カラムに通すと明らかにエラスチンとの結合性のあるタンパク質が存在することが示された。この成分は免疫グロブリンに類似した化学的性質をもつものであった。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)