Project/Area Number |
61123004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
羽田 宏 京大, 工学部, 教授 (60025864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
佐藤 博保 三重大学, 工学部, 教授 (20029440)
坪村 宏 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20029367)
鈴木 哲 信州大学, 工学部, 教授 (60020971)
富永 健 東京大学, 理学部, 教授 (50011531)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥21,100,000 (Direct Cost: ¥21,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥21,100,000 (Direct Cost: ¥21,100,000)
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Keywords | 低温マトリックス光化学 / 吸着層の蛍光 / 光電極反応 / 光触媒 / 光剥離 / 光CVD / a-Si核 |
Research Abstract |
固相光化学反応の高効率化の研究として、富永は固相および低温マトリックス中における有機スズ化合物の光化学反応を研究し、光分解生成物のIRに両者の差違が明確に現われることを見出した。今後試料をパルスで導入することにより、エキシマレーザパルスを用いて、詳細な高効率化の研究を進めてゆく。固体表面の吸着相の光化学としては、鈴木はシリカゲルに吸着したアクリドン、N-メチルアクリドン、アクリジンの電子スペクトルとその蛍光を測定し、吸着状態では電子スペクトルはブルーシフトし、蛍光スペクトルに2種類あることを見出し、これらを固体表面の効果で説明した。今後蛍光寿命の測定を行う。固体表面を介して起る光化学反応としては、坪村は、シリコン電極の表面に白金の微粒子を島状に吸着させたときに光起電力の効果が最大効率となることを見出し、そのメカニズムについて一つの理論を提出した。今後、各種の金属微粒子を吸着させ、高効率化の条件を探求する。また、藤嶋は光界面効果のダイナミックスについて、その高効率化をはかるため、電解分離効率の測定とその反応機構の解明を行い、さらにそれらの応用として、画像形成、ガン細胞仰制効果を研究した。今後これらと関連した光エッチングの研究を行う。最後に光化学反応に対する固体表面存在の効果の研究として、佐藤はシリコン基板に強力なレーザ光を照射して、光剥離する原子・分子を固定し、その並進エネルギーを測定し、Si、【Si_2】を検出した。この過程は光熱過程と見られ、今後電場の影響を調べる。羽田は【Sio_2】基板上にモノシラン、ジシランの光CVDによって析出するa-si核の生成条件を測定し、a-si核の生成の律速段階が、気相中で光生成したラジカルの基板への吸着、拡散、化学反応につづく脱着過程にあることを推定し、理論的考察を行った。今後光強度依存性を調べ、a-si薄膜生成の高効率化の条件を追求してゆく。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)