Ca∂発光蛋白Aequorinの遺伝子工学的手法による構造解析と純化
Project/Area Number |
61215025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
榊 佳之 九大, 国立大学(その他), 助教授 (10112327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 正平 九州大学, 遺伝情報実験施設, 助手 (70175537)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | カルシウム / 発光たん白質 / エクオリン / 変異たん白 / 遺伝子工学 / たん白工学 / 活性中心 |
Research Abstract |
Aequorinはカルシウムイオン存在下に発光するタンパク質である。我々は先に遺伝子工学的手法によってAequorin CDNAを分離し、その一次構造を決定し、3つのカルシウム結合部位の存在を明らかにした。更にラクトース系プロモーターを用いて、大腸菌におけるAequorin発現系を確立した。本年度は部位特異的変異法を用いてAequorin分子に種々のアミノ酸置換を導入し、タンパク質の構造と機能の関係を追求した。その結果、3つのカルシウム結合部位(EFハンド構造)のうち、【I】,【II】についてはそのグループ構造に必須のGlyをArgに変えたところAequorin活性は著しく減少した。しかし、【III】では活性に全く変化が見られなかった。しかし【III】のループ内のGluをLysに変化させると活性は完全に失われた。また発光因子であるセレンテラジンと相互作用すると予想される58番目のHisをPheに変化させたところ活性は完全に失われた。これらの結果から、3つのEFハンド構造及び58のHisがエクオリンの活性に必須の領域であることが判明した。また3つのCys残基の役割について、1つのCysをSerに置換したものでは活性の低下が見られたが、Cysを3つともSerに変化させるとβ-メルカプトエタノールの非存在下で完全な活性回復を示すという複雑な現象が見られた。今のところCysの役割については不明である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)