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家族性アミロイドーシス病因解析への分子遺伝学的アプローチ

Research Project

Project/Area Number 61219018
Research Category

Grant-in-Aid for Special Project Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

榊 佳之  九大, 国立大学(その他), 助教授 (10112327)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 服部 正平  九州大学, 遺伝情報実験施設, 助手 (70175537)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords遺伝病 / 遺伝子診断 / モデル動物 / ヒト遺伝子 / トランスサイレチン / プレアルブミン / 家族性アミロイドーシス
Research Abstract

FAPが変異型TTRに起因することはDNA診断及びRIA診断によるFAP家系の分析により明らかとなった。しかし、その発症過程には不明な点が多い。このような問題へのアプローチの1つはモデル動物を研究することであるが、FAPには適切なモデル動物は報告されていない。そこで我々は、FAPの病因であることが明らかなヒトの変異型TTRを大量に産生するマウスを作成しFAPの発症過程解析のためのモデル系としての妥当性を検討することにした。
我々が先に分離したFAP患者由来の変異型TTR遺伝子の5'領域をマウスメタロチオネインプロモーターに置換した組換え体DNAを作成した。このDNAをPvuIで切断した後にマウス受精卵に常法に従って導入した。3〜4日培養の後にDNAを導入した受精卵を仮親にうつし、子マウスを得た。このようにして得たマウス72匹について、尾の一部を切断し、そこからDNAを抽出して、ドットブロット法でヒトTTR遺伝子の存在を調べたところ10匹にヒトTTR遺伝子を見い出した。そのDNAコピー数はdiploidゲノム当り0.6〜7.9であった。
次にこれらのマウスがヒト異型TTRを産生しているか否かを異型TTR特異的RIA法によって測定した。その結果、5匹において血清中に有意の量のヒト異型TTRを見い出し、その濃度は0.25〜1.40mg/dlであった。現在これらのマウスのF1,F2を作成し、アミロイド形成をフォローしている。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] H.Sasaki: Biochem.Brophys.Res.Commun.139. 794-799 (1986)

    • Related Report
      1986 Annual Research Report
  • [Publications] K.Yoshioka: Mol.Biol.Medicine. 3. 319-328 (1986)

    • Related Report
      1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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