生体膜機能分子としてのコレステロールならびに関連分子の化学変換
Project/Area Number |
61226001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
杉野目 浩 北海道大学, 工学部, 教授 (00000779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 真二 北海道大学, 工学部, 日本学術振興会特別研
小林 和裕 北海道大学, 工学部, 助手 (90161976)
折登 一彦 北海道大学, 工学部, 助手 (20109482)
徳田 昌生 北海道大学, 工学部, 助教授 (80001296)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | コレステロール / 有機合成 / オキサステロイド / チアステロイド / 電極反応 / 遠隔官能化 / 脂質二分子膜 / アルコキシルラジカル |
Research Abstract |
1.ステロイド骨格炭素原子のヘテロ原子置換-ステロイドケトンを室温、中性の条件下に、同一の環員数を有する環状エーテル、環状スルフィドに変換する新方法により、新たに11-オキソ-5β-プレグナン-3α-オールアセテートを相当する11-オキサ、11-チアステロイドにそれぞれ4段階、5段階で変換することに成功した。今回合成されたチアステロイドは、初の11-チアステロイドである。 2.電極酸化によるステロイドのアセトアミド化による二親水性基を有するステロイドの合成-カルボニル基または、m-ヨードフェニル基を含むエステル基を3α-位に有するステロイド類をアセトニトリル中で陽極酸化することにより、6α-位にアセトアミド基を導入することに成功した。生成物の6α-アセトアミド-5α-コレスタン-3α-オールアセテートは、別途合成により確定した。陽極酸化を利用した本アセトアミド化反応では、C-6位のエクアトリアル水素がアセトアミド基によって置換される点、従来の結果と異なり、興味深い。 3.アルコキシルラジカルによるステロイドの遠隔官能化-ベンゾフェノン構造を含むエステル基を3α位,7α位に有する5α-コレスタン,アンドロスタン誘導体をそれぞれ【NaBH_4】で還元して得られるアルコールをHgO-【I_2】により相当するhypoioditeとし、光分解することにより、それぞれ15位、25位に官能基を導入できることを見出した。 4.コレステロールおよびその合成アナログの脂質二分子膜中における挙動の比較-コレステロールと5α-コレスタン,3-オキサ-,6-オキサ-,7-オキサ-5α-コレスタンなどのコレステロールアナログの脂質二分子膜への影響を蛍光分析あるいは示差熱分析により比較検討し、予備的知見を得た。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)