Project/Area Number |
61300005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
広領域
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
駒形 和男 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (70013331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島津 昭 東京大学, 応用微生物研究所, 助手 (50092234)
小崎 道雄 東京農業大学, 農学部, 教授 (80078055)
山口 英世 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (40009890)
坂野 勲 財団法人発酵研究所, 特別研究員 (80100022)
山里 一英 東京大学, 応用微生物研究所, 助教授 (40013320)
西村 行正 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (30103055)
今井 紘 財団法人発酵研究所, 主任研究員 (30106637)
三上 襄 千葉大学, 真核微生物研究センター, 助教授 (40092100)
宇田川 俊一 厚生省, 国立衛生試験所, 室長 (10124380)
杉山 純夛 東京大学, 応用微生物研究所, 助教授 (80142256)
佐藤 敏生 東京都立大学, 理学部, 助教授 (90087130)
宮治 誠 千葉大学, 生物活性研究所, 教授 (40009494)
山田 雄三 静岡大学, 農学部, 教授 (20013328)
吉川 昌之介 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (80012714)
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Project Period (FY) |
1986 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥16,900,000)
Fiscal Year 1988: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 1987: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥6,700,000 (Direct Cost: ¥6,700,000)
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Keywords | 遺伝子資源 / 微生物資源 / 微生物株の情報 / 化学分類 / 細菌 / 放線菌 / 酵母 / 糸状菌 / 微生物分類 / 系状菌 / 微生物株の同定 / 微生物株保存機関 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、分離、収集株の分類学的位置の検討を行った。 1.新属、新種、新組合せの提唱(1)新属 細菌・Mesophilobacter(2)新種 細菌:Acinetobacter radioresistans,Sphingobacterium yanoikuyal,S.adhesiva、酵母:Candida palmioleophila,C.tanzawaensos(3)新組合せ 細菌:Sphingomonas capsalatum,放線菌:Sacoharothrixalla他同属へのNocardiopsis属からの移籍6種/亜種 これらの他3属の光合成細菌の新種、数種、放線菌の3属への移籍による新組合せ14種の新組合せを検討中。 2.化学分類学的方法による検討結果 得られた主要なものを列挙する。 (1)土壌分離細菌Alcaligenes spは臨床細菌種Ochrobactrumanthlopiに属する。(2)赤痢菌は継代培養保存により、分離後20年で約95%、10年で約10%、数年で75%が病原性を失う。(3)酒〓饅頭の製造に関する乳酸桿菌"Lacto-bacillus bortortas"はLeuconostoc属に属する。(4)16SrRNA塩基の部分配列により、Gluconobacter属は2つの亜属に分けられる。(5)呼吸系キノン型の解析により、Actinonadura関連放線菌の分類学的再編成の必要性が明らかにされた(新組合せの提唱検討中)。(6)病原性Nocardiaは3種の薬剤に対する感受性により簡易鑑別可能である。(7)分類・固定が困難であった病原性酵母Malassezia属は化学分類学的方法により明確に類別、固定できる。(8)Aspergillas属菌株の酵母電気泳動パターンによる分類は、DNA相同性の結果に一致し、本法は種〜亜種の分類、同定に有効である。(9)酵母の電気泳動による核型分析は種の同定に有効である。上記のような分類・同定の検討結果に基づき、分離、収集株の、新分類群の提唱、再同定、分類学的位置の確認を行った。これら菌株は日本微生物株保存連盟加盟保存機関にて保存済み、または保存予定である。また検討結果の概要をまとめて同連盟の機関誌に掲載、公表の予定である。
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