Project/Area Number |
61307003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業物理化学
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
長田 義仁 茨城大, 教養部, 教授 (60007804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
明石 和夫 東京大学, 工学部, 教授 (00013095)
森田 慎三 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00076548)
鯉沼 秀臣 東京大学, 工学部, 助教授 (70011187)
岡崎 幸子 上智大学, 理工学部, 教授 (30053523)
津田 穣 千葉大学, 薬学部, 教授 (90009506)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | プラズマ反応 / 低温プラズマ / プラズマプロセシング / プラズマ分子工学 / プラズマ診断 |
Research Abstract |
プラズマによって革新的な特性と機能をもった新素材を合成し、高性能材料と結びつけるには、プラズマ反応機構とプロセシングを統一的に理解しプラズマ材料表面との相互作用を明らかにすることが不可欠である。 本研究は、このような現状を踏まえ広く各専門分野で活躍している第一線の研究者30名に呼びかけて組織化した。9月19日第1回全体会議を学士会館において、また第2回全体会議を1月23日東京大学工学部金属工学科会議室において、それぞれほぼ全員の参加を得て開催した。これらの会議で、プラズマ反応による新材料合成に関しそれぞれメンバーの最新の研究内容を発表し合うと共に、諸外国における研究動向について意見と情報の交換を行なった。また数回にわたり、各班長を中心とするメンバーで幹事会を開催し議論を深め、本研究の推進について議論した。 これらの議論をもとに今後の研究の方向を探った。合成研究における飛躍的発展の為には、(1)プラズマの発生と診断(2)気相反応の解析と制御(3)表面反応の解析と制御(4)物質・エネルギーの動的解析と制御といった基礎研究を一層集中的に研究し、プラズマ分子工学の体系化をすることが不可欠であるという結論が得られた。企画調査に関する以上の成果を踏まえ、昭和62年度は「プラズマ反応の解析と構造制御に関する分子工学的研究」に関し重点領域研究の申請を行ない、その具体的成果を問うことを決定した。このような全国のプラズマ研究者を網羅した組織化と総合的な研究態勢を体系化する試みは初めてであり、これらの成果によって我が国におけるプラズマ化学の反応論と合成研究の飛躍のための礎となろう。
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