Project/Area Number |
61308012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
渡辺 悟 名大, 環境医学研究所, 教授 (00021361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永坂 鉄夫 金沢大学, 医学部, 教授 (80023646)
大村 裕 九州大学, 医学部, 教授 (30019517)
本間 三郎 千葉大学, 医学部, 教授 (70009075)
星 猛 東京大学, 医学部, 教授 (60004537)
御手洗 玄洋 中京大学, 体育学部, 教授 (90023639)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 無重力環境 / 生体適応 / 宇宙生理学 / 宇宙医学 / 無重力シミュレーション / 宇宙基地 |
Research Abstract |
宇宙環境のうちの無重力環境が生体に対していかなる影響を及ぼし、その時間経過に応じてどの様に適応して行くかを調べるにあたって、本研究組織はまず第一に生理学の各分野及びシステム工学の面から現在まで、宇宙船の保有国であるアメリカ、ソ連の両国及びその宇宙船を利用して行った欧州各国の研究データの調査を行った。他方、文献的な調査のみでなく、分担者のうち既に実際の地上シミュレーションとして、水浸法、head-down tilting,航空機による抛物線飛行などの利用による基礎的な実験が既に行われている分担者からはその研究報告が行われた。これらの報告は、昭和61年11月10日から12日までの3日間にわたって、名古屋で開催された国際宇宙生物科学シンポジウム(会長・渡辺悟)の際にも発表された。当国際シンポジウムには本研究分担者の全員が参加し討論に加わった。我が国の宇宙生理学の基礎的な研究の発表は、その水準の高さ、研究活動の旺盛さを充分に示すことができた。ことに我が国が、宇宙生命科学全体に亘って未だ経験をもたない状態にあるにもかゝわらず、既に多くの基礎研究が行われていることで、諸外国からの反響が大であった。昭和62年2月10日には学術会議の生理科学研究連絡委員会主催のシンポジウム「宇宙医学・生理学の現状と将来」が名古屋大学において開催され、本研究分担者全員の参加のもとで活発な討議が行われた。将来、我が国内においても、宇宙関連の生命科学は少数派であると看做されがちであったが、現在の研究人にも我々の調査では32の大学・研究所が参加しており、隔月開催の宇宙基地医学研究会(事務局:名古屋大学環境医学研究所)の会員は130名を越えている。本研究班は、これを更に拡大し、組織化し、学術的・社会的に対応できる組織作りをするための中核的な役割を演じている。本研究班は昭和62・63年度「文部省科学研究費補助金総合研究(A)への進展を目論んでいる。
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