Project/Area Number |
61420029
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子通信系統工学
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
富永 英義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 正和 情報科学研究教育センタ, 助手 (50187233)
小松 尚久 早稲田大学, 理工学部, 助手 (30195846)
石野 福弥 早稲田大学, 理工学部講師(NTT情報通信処理研究所研究企画リーダ), 講師
大石 進一 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (20139512)
|
Project Period (FY) |
1986 – 1988
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
|
Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥16,900,000)
Fiscal Year 1988: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥5,700,000 (Direct Cost: ¥5,700,000)
Fiscal Year 1986: ¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
|
Keywords | ドキュメントアーキテクチャ / マルチメディア / 画像符号化 / 動画像 / ディジタルストレージメディア / 暗号符号化 / 画像処理 / 指紋認識 / 文字認識 / 文書画像 / フラクタル理論 |
Research Abstract |
昭和63年度は本研究のまとめの年として以下の事項について総括的な検討を加え、実用システムのプロトタイプを製作した。 1.図画・文書の電子ファイルシステム 対象図画として、地図・文書・一般図画をとり上げ、各々を図面解析し書式等を自動的に認識し生成するシステムのプロトタイプを作成した。これらはCCITT及びISOで検討されているドキュメントプーキテクチャの概念にのっとったものである。特に新聞紙面の自動解析技術においては、図面としてのレイアウトストラクチャからロジカルストラクチャを抽出する限界について深く検討した。その他、地図図面や他の図画についてのドキュメントアーキテクチャを検討し、これら文書・図面などはドキュメントアーキテクチャの思想の基に共通のデータ構造として表現できることがわかった。 2.高詳細画像の電子ファイル化システム 高詳細な画像データ及び動画などを、ディジタルストレージメディアあるいは高速のパケット網に伝送するデータ構造を提案した。この方式によれば論理的な共通方式のもとに画像情報、とりわけ動画情報を伝送することができる。またこの方式をドキュメントアーキテクチャの一構成要素としてとり込むことも可能であり、その為のコンテントアーキテクチャの整備を今後の課題として残している。 3.文書図形・画像情報伝送におけるセキュリティ対策 文書図形・画像情報特有の性質を利用した、ディジタル透かし方式を提案した。本方式は従来の情報暗号化方式とは性質を異なったもので、文書図形・画像情報をその構成要素と変換関数としてとらえ、この変換関数を他のものに変えて伝送する方式で、ドキュメント管理センタをおくことで、より安全性の高い情報伝送ができる。
|