成人T細胞白血病ウイルスのキャリアと患者における免疫学的特性の差異
Project/Area Number |
61480445
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | 国立予防衛生研究所 |
Principal Investigator |
吉原 なみ子 国立予防衛生研究所, 血液製剤部, 室長 (80010255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 斐子 国立予防衛生研究所, ウイルス中央検査部, 主任研究員 (10132896)
赤塚 俊隆 国立予防衛生研究所, 腸内ウイルス部, 主任研究員 (30159321)
東海林 寿子 国立予防衛生研究所, 血液製剤部, 研究員
東海林 久子 国立予防衛生研究所, 血液製剤部, 研究員
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | HTLVーI / HAM / T cell / ウエスタンブロット / 表面抗原 / 抗ATLA抗体 / ヒトモノクローナル抗体 / MT2 / 不活化実験 / 煮沸 / 紫外線照射 |
Research Abstract |
成人T細胞白血病ウイルスの研究が進むにつれて,HTLVーI抗体陽性のけい性脊髄症(HTLV-I associated myelopathy:HAM)が新たな疾患として提唱され, HTLVーIが分離された. HTLVーI感染により, 一方は白血病になり, 地方はHAMによる病因を解明するうえで, HTLVーI感染が与えるTリンパ球の変化を検討することは重要なことである. われわれはHTLVーI感染者の末梢血および髄液が比較的得易いHAM患者を対象として, 免疫学的に検討した. HAM患者7名の抗HTLVーI抗体はPA,IFAで測定した. 血清は7名とも陽性を示した. 髄液については4症例について検査した. PA法では4例とも陽性であったがIFAでは抗体価の高い2検体が陽性を示した. 髄液は血清に比べて抗体価が低かった. WB法ではIgGに対する特異抗体を調べると血清は全例において, P19,P24,P28,P53に特異的なバンドが見られた. 髄液では1症例のみに抗HTLVーIに特異的なP24のバンドが見られたがその他の特異的バンドは見られなかった. IgMに対する特異抗体は2症例の血清でP19,P24,P28,P53に反応し, 1例の血清ではP19,P24,P53のみに反応した. 髄液は全例反応しなかった. 7例の患者末梢血からリンパ球の培養を行い全例ともcell lineを樹立できたがウイルスが検出できたものは4例であった. 髄液細胞は3例について試みたが成功しなかった. 各々のcell lineについて, 表面抗原を数種類のモノクローナル抗体を用いて検索し,T cell lineであることを確認した. 同一患者のリンパ球とcell lineの表面抗原は一致しなかった.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)