運動にともなう血中テストステロン濃度の減少を誘発する条件の研究
Project/Area Number |
61480455
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
田中 宏暁 福岡大学, 体育学部, 教授 (00078544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 勝昭 福岡大学, 体育学部, 教授 (20090813)
田中 守 福岡大学, 体育学部, 講師 (00163577)
進藤 宗洋 福岡大学, 体育学部, 教授 (30078539)
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Project Period (FY) |
1986 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | テストステロン / ストレス / 運動負荷 / 心理状態 / 血清テストステロン / 性腺刺激ホルモン / エンドルフィン / 性格持性 / 血奨カテコールアミン / 性格特性 |
Research Abstract |
本年度は、長期追跡研究の最終年度の測定を行った。夏期までの追跡結果から次のことが明らかになった。 1.3年前の初期血漿テストステロン濃度(以下Testo.)と最終年度までのTesto.は、正相関を示し、比較的安定していると考えられた。 2.3年めまで追跡し得た19名のうち大半(14名)は、初期値に比べてTesto.が上昇した。 3.Testo.はPOMSテストと密接な関係が認められ、6ヵ月間の追跡結果では、緊張、抑うつ、怒り、活動性、疲労、情緒混乱の各カテゴリーに関して、昨年度の横断的研究成果から予測されるTesto.への影響とほぼ一致した変化が認められた。総合的に判断すると、19名中15名(78.9%)が気分の変化とTesto.の変化が仮説通り対応し、逆に仮説と相反する動きを示したのは4名(21.1%)にすぎなかった。 本年度まで行われた3年間の研究成果から次のような結論にいたった。 急性あるいは慢性運動負荷に伴うTesto.の減少は、運動ストレスよりも、運動ストレスに伴ってひき起こされる精神的ストレスの大小にかかわる可能性が極めて強いと考えられた。以上のような結果は競技スポーツにおいてはメンタルトレーニングの重要性を、また健康スポーツにおいては、精神的ストレスをひき起こさないような指導アドバイス、環境設定の重要性を示唆している。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)