Project/Area Number |
61510035
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychology
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大村 彰道 東大, 教育学部, 助教授 (60037041)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹綱 誠一郎 新潟大学, 教育学部, 講師 (90188201)
鎌原 雅彦 東京大学, 教育学部, 助手 (90169805)
|
Project Period (FY) |
1986
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 動機づけ / 原因帰属 / 数学学習 / 知識獲得 / ファミコン / 問題解決 |
Research Abstract |
1.数学学習と動機づけの関係 高校1年生の数学の学習を一学期間にわたり追跡し、試験成績に対する原因帰属,統制感,効力感,満足感についてパス解析をおこなった。自分の成績について不満感をいだいている生徒ほど、次の試験で良い成績をあげる傾向が見られた。原因帰属の仕方により、学習方法に違いが見られるかを調べたが、明確な結果は得られなかった。試験の出来具合についての自己評価に関して、出来なかったとネガティブに評価している生徒が大部分であることがわかったが、これは自己像形成のために大変問題だと思われる。数学に対する効力感のなさを長年にわたって形成して来ており、わずか一学期間の学習方法の違いでは、効力感にほとんど影響しないし、また成績も変わらない。学年が進むに従いだんだん新しい内容を学習するわけだが、この知識の増加感や新しい内容がわかってくるという成就感と効力感とはどのような関係になっているのだろうか。効力感,統制感についての評価方法を工夫する必要がありそうだ。 2.ファミコン・ゲームはなぜおもしろいか。 最近のゲームは、単なるシューティング技能を競うだけでなく、知識の獲得、問題解決の性格を強めつつある。そのようなゲームに熱中する子どもの心理を動機づけの観点からさぐった。学習意欲を高めるために参考になるファミコン・ゲームの諸特徴がわかってきた。 3.読解過程の分析 大学生に科学読物を音読させた。章ごとに2回音読させ、読解過程のモニタリング活動を調べる資料を収集した。
|