The Change of mutual aid system in society
Project/Area Number |
61510082
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
|
Research Institution | Hirosaki University (1988) Tohokugakuin, University (1986-1987) |
Principal Investigator |
池上 良正 (1988) 弘前大学, 人文学部, 助教授 (60122925)
ENDO Keiko (1986-1987) Tohokugakuin University ・ Assistant professor, 教養部, 助教授 (10132002)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊田 俊郎 駿河台大学, 法学部, 講師 (10195521)
IGARASHI Yukio Tohokugakuin University ・ Professor, 教養部, 教授 (00048737)
|
Project Period (FY) |
1987 – 1988
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1986: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | Mutual-aid-system / Religious function / Economical function / Function of amusement / Solidarity of members / 'Ie'-relation / Big-government / 娯楽機能 / 経済機能 / 家関係 / 共有財産 / 行政の拡大 / 生活改善運動 / 講中 / 本分家関係 / 互酬性 |
Research Abstract |
本研究の一方の柱である、地域移動に関する理論的研究としては、従来の社会移動論の研究成果を中心にリヴューしながら進めてきた。そこでは、移動過程にくらべ、移動後の社会的プロセスに関する研究が少なかった。また、実際に生きている人間の生き方や価値観といった、地域社会の「部分」から「全体」を眺めようとする視点がやや希薄であった。 他方、もう一方の柱である実証的研究に関しては、その実施とまとめを以下のようにおこなった。 1)移動の起点として設定した青森県黒石市の地域社会構造の変化を、主として統計資料等より明らかにしてきた。注目すべきは、津軽地方における黒石市の位置と、黒石市の内部構成である。 2)移動-定着に関わる組織として、黒石市市長室、青森県県人会、東京黒石会をとりあげた。それらの組織の変遷過程を整理・分析するとともに、その中から調査対象者の具体的な同定をおこなった。 3)生活史、ライフ・コース研究の手法により、移動層(黒石→東京、黒石→東京→黒石・津軽地方)のインタヴュー調査をおこなった。 調査項目は、移動理由、移動の社会的コンテクスト、移動先の地域社会への定着過程、移動前後のライフ・スタイルの変化等である。全体的な検討結果は報告書に譲りたい。ただその分析の際に、われわれが特に注目したのは、以下の三点である。 (1)前移動期-移動期-定着期における個人的な時間の経過と「社会的な」時間とのかえわり、およびその中でのライフ・スタイルの変化 (2)移動-定着過程における社会関係のネット・ワーク、その種類と形成の方法 (3)一連の生活過程における故郷とのつながり、故郷観・東京観、その変化の過程
|
Report
(3 results)
Research Products
(5 results)