現代教師の類型別と教職意識の関連性-東京都内・山口県・長野県の公立小学校の場合-
Project/Area Number |
61510087
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
田中 義章 東邦大, 医学部, 助教授 (00104216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 弘 山口大学, 教育学部, 教授 (50034814)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 教師の類型化 / 聖職者 / 教育労働者 / 専門職者 |
Research Abstract |
教師の性格規定をめぐって、わが国では「聖職者」対「教育労働者」の論争があり、これに新たにいわば第三の立場として「専門職者」論が加わった。これらの立場・主張は、教師の性格を根本的に規定するものである。 そこで本研究では、これらの三つの立場・主張に準拠して、教師の三類型化を社会調査により試みることとなった。 調査対象は東京都・山口県・長野県の公立小学校の現職の教師(校長・教頭・養護教諭は除く)である。三地域の年齢別・男女別の構成に基づき、教師をサンプリングし、郵送調査を行なった。61年中に調査票を回収し、62年に入って統計的に処理した。 方法については、まず教師が自らこれらの三類型のどれかひとつを選択する。これはあくまで教師の主観による選択であるので、次には三類型に固有な特徴でもってその客観性をみた。 このような手順から、教師の三類型が導き出される。さらにこの三類型と教職・生活意識の関係を六つの側面で明らかにした。つまり、(1)キャリア・パターン(2)準拠集団(3)教育観(4)悩み(対人間関係)(5)生活一般 そして(6)調属性 以上のような問題・対象・方法から基本的には、次の三点が明らかとなった。 (1)東京都・山口県・長野県の三地域における「聖職者」「教育労働者」「専門職者」の割合 (2)教師の三類型と教職・生活意識の六側面の関係 (3)地域別の教師の「三類型の教職・生活意識」の特質 田中が東京都・長野県を、矢野が山口県をそれぞれ担当し、調査にあたった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)