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アドルフ・ライヒヴァイン研究-とくに改革教育学と反ナチ運動との関連を顧慮して-

Research Project

Project/Area Number 61510128
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educaion
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

長尾 十三二  中央大, 文学部, 教授 (90015412)

Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsアドルフ・ライヒヴァイン / 改革教育学 / 労作教育論 / 反ナチ運動
Research Abstract

(1)アドルフ・ライヒヴァインの労作教育論を支える思想及びその実践上の特質を明らかにするために、かれの主著のひとつである《Schaffendes Schul-volk(創作する学童たち),1938》を手がかりにして、その内容分析をおこなった。その結果、次のような仮説を立てることができた。
(1)ゲオルク・ケルシェンシュタイナーの労作教育論との比較において、まず地域社会との密着度がきわめて高いことが注目される。その内容には
1)資源保護という視点
2)文化遺産の尊重という視点(生産技術及びその成果について)
3)生活文化の尊重という視点(祭りなどの伝統的な行事について)
などが含まれていることに格別の意義があるのではないか
(2)やはりケルシェンシュタイナーとの比較において
1)知性の尊重(たんに訓育の手段としての労作ではない)
2)国際理解への配慮(地域に根ざしながら、人類の生存のための国際的な協調,連帯を求める)
などが指摘されなくてはならないのではないか
(3)ライヒヴァインの造形教育論は、当時の芸術教育運動にみられる自己表現による人格価値の実現という発想が根底にあったのではないか。もしそうであれば、その国際的な潮流のなかでライヒヴァインを理解する必要があるのではないか。シュタイナー学校との親近性も検討するに値する課題となってくるのではないか
(2)ライヒヴァイン関係の資料,文献の収集については、W.Wihelm博士の協力を得て、文献については、若干の複写が可能となったが、ライヒヴァインの滞日中の状況については、いまだに手がかりが得られない。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 長尾十三二/W.ヴィルヘルム: "世界新教育運動選書「アドルフ・ライヒヴァイン『創作する学童たち』」" 明治図書株式会社, 500 (1988)

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      1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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