キリシタン関係欧文史料のマイクロ・コンピューターによる分析可能性の研究
Project/Area Number |
61510163
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
柳田 利夫 慶応大, 文学部, 助教授 (40119029)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | キリスト教 / データーベース / イエズス会 / 史料区分 |
Research Abstract |
これまで進めて来た、イエズス会の諸規則の検討を通じて、イエズス会関係文書にはいくつかの区分が存在し、制度上の規定も為されていることが判明して来た。そこで、明らかにされた区分にもとずき、収集した史料の整理カードを作成し、パーソナル・コンピューターに入力し、史料自体の分類・整理を行うと共に、設定した検索項目に従い、その分析を行なうことを目的として本研究は進められて来た。以下、本年度における具体的な研究実施状況につき箇条書きで整理する。 1:1987年3月までに、上智大学架蔵ローマイエズス会綜合文書館Jap・Sin文書の基本調査を一応終了し、基本となるローデーターのカードを作成した。(3200枚)この際、尾原悟編『キリシタン文庫』も参照したが、文書の分類、評価等については、それに従わなかったものも多い。 2:ハードの面では、NEC-PC-9800VM2の採用を決定していたが、ローデーターカードのパソコン入力に際し、将来的な研究の便宜を考慮して、約2ヵ月の数種類のデーター・ベース・ソフトの試用の結果、日本アシュトン・ティト社供給のリレーショナル・データーベース・ソフトであるdBASE【III】の導入を決め、試験的なデーターベースの定義及び入力を開始した。 3:約2ヵ月の試験入力を終え、調査済みデーターの実際の入力を開始した。 4:構築されたJap・Sin文書の情報データーベースを、他の文書館の史料にも拡張する際の便宜を考慮し、独自のアプリケーション・ソフトの開発を行った。この結果、現在迄で、データー件数約3200、データーあたりの検索条件(フィールド)数21、計1500000バイトの基本データーベースと、それに付随するインテックス・ファイル5(計約2000000バイト、及び、起動プログラム30000バイトのキリシタン関係文書データーベースが構築された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)