金融をめぐる複数当事者間契約の構造とその法規制の研究
Project/Area Number |
61520017
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
塩田 親文 立命館大, 法学部, 教授 (50066544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 周平 立命館大学, 法学部, 助教授 (40131726)
山本 隆司 岐阜経済大学, 経済学部, 助教授 (10150765)
中井 美雄 立命館大学, 法学部, 教授 (60066602)
大河 純夫 立命館大学, 法学部, 教授 (10066730)
長尾 治助 立命館大学, 法学部, 教授 (90014430)
荒川 重勝 立命館大学, 法学部, 教授 (00066680)
乾 昭三 立命館大学, 法学部, 教授 (70066538)
吉野 正三郎 立命館大学, 法学部, 助教授 (10166986)
佐上 善和 立命館大学, 法学部, 教授 (50081162)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1986: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 金融取引 / 複数当事者間契約 / 契約準備段階の法的規制 / 司法的対処と行政的対処との任務分担 / 取引利用者の保護 / 業界の内部規律 / 保証 / 担保 |
Research Abstract |
1.現段階での研究活動状況:効率的資金調達と財貨利用を目的に実務で案出される各種金融特殊契約を対象に、現行法の適用限界を解明し、在るべき法規制を呈示するためには、理論的研究と実態調査を並行させる要がある。そこで塩田を中心に研究会をつくり、次下の活動を行なってきた。 (1)研究会活動:研究会を定期的に開催し、各人が理論研究や判例分折等の成果を報告する他、取引現場での実態を知るため、京都信用保証協会などから人を招いて調査・検討を行ない、またより広範な理論的研究を行なうため、香川大学から後藤教授を、三重大学から西尾教授を、さらに来日中であったフランクフルト大学ピーター・ギレス教授を、カリフォルニア大学バークレイ分校ルーベン教授主催の金融法研究会スタッフであるグレスマン調査員を適宜定例研究会に招いて報告を受け、意見の交換を行なった。また近弁連人権擁護大会消費者保護部会に分担者を派遣し、実務法曹からの意見を聴取する機会を持つ、などの活動も行なってきた。 (2)実態調査:研究代表者等を東京方面に派遣し、主に業界関係の実態を調査し、併せて関係資料と情報の収集を行なった。これらを目的によって整理し今後の研究にも活用できるものとするための作業に着手し、その半を終えた。 (3)文献収集:日本語文献をはじめ、比較法的研究を行なうための外国語文献の調査・収集を行ない、この作業をほぼ完丁した。 2.研究成果のまとめ作業:裏面の公表(予定)著作物の他、各人が分担内容に応じた原稿作成に入っており、現在、脱稿を急いでいる。 3.今後の展開:従来の研究対象をより具体化し、事務処理面での技術革新を活用したエレクトロニック・バンキング等につき、さらにその法的対処の在り方に関する研究をすることを計画している。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)