Project/Area Number |
61530015
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
統計学
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
正法地 孝雄 広島大, 総合科学部, 教授 (00033910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 紘 広島大学, 総合科学部, 教務員
西井 龍映 広島大学, 総合科学部, 講師 (40127684)
桑田 正秀 広島大学, 総合科学部, 助教授 (10144891)
間瀬 茂 広島大学, 総合科学部, 助教授 (70108190)
久保 泉 広島大学, 総合科学部, 教授 (70022621)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ヒトの身長の成長 / 非線型回帰問題 / 成長模型 / 成長予測 / 思春期の発現時の数学的定義 / 相対成熟度 / 相対的情報量 / 健常域 / 要注意域 |
Research Abstract |
1。約400名の成長記録(約18年間)を遡及的に収集追加した。ヒトの成長過程の解析のための資料収集計画を立てるに当って、模型内未知母数に対する相対的情報量が有用であることがわかった。 2。誕生から成人までのヒトの身長に対する成長模型を新たに導入した。個体の成長の特徴づけを行う未知母数の推定のためのプログラムを開発した。これを各個体の成長記録に適用し、各人毎の成長の特徴づけを模型内の未知母数を推定することによって行った。これにもとずき各人の成人身長の推定,思春期開始年令およびその時点での身長の推定など各種特性点の推定を各個体に対して行った。例えば、思春期の開始時年令毎に成長のパターンを見ると開始時年令に対して一定の傾向があった。思春期発現後の身長の最大増加量の分布等を求めた。 3。年令軸に非線型変換を施し、成長曲線の直線化を試みた。この直線化により成長曲線の比較が簡単に行なえるようになった。これらの手法を黄色ヒヒの平均体重の特徴づけに適用した。年令軸に変換を施すと、平均初潮年令までは雌雄の成長は相似であるが、初潮以後は急速に雌雄の成長に著しい異いが表われた。 4。学童の追跡資料に対して、健常域,要注意域および異常域等の導入を行って、実際の保健指導を行い本年は良好な結果を得た。 5。FORTRAN【IV】で簡単に利用できるグラフィック・ユーティリティー,EKAKUおよび通信機能を持ちパソコン端末側でグラフィック編集を可能とするシステムプログラムAKIの開発を行った。AKIでは、SASグラフの編集を自由に端末側で手軽に行える。その上に、その編集されたSASグラフに日本語を画面およびプロッター出力に追加・削除することが出来る。 今後の展開:各項目の成長や異常成長を早期に予測するシステムを構築する。これは臨床の現場でも簡単に行なえるものとする。身体の各項目等の成長模型を求め、各項目の成長を特徴づける。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)