Project/Area Number |
61530034
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
経済事情及び政策学
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
毛利 良一 日福祉大, 経済学部, 助教授 (00113093)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1986: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 世界銀行 / 債務危機 / プロジェクト・ローン / プログラム・ローン / 構造調整融資 / 卒業政策 / コンディショナリティ / 協調融資 |
Research Abstract |
世界銀行を中心とする国際開発金融機関の融資活動に関する文献・資料の収集については、世界銀行やIMFの発行する文献はもちろん、国際金融や途上国経済に関する単行本、雑誌論文など、多数の資料を収集した。順次その整理と分析が進行中である。また国際金融情報センターや世銀問題研究者(森沢恵子氏など)から話を伺い、意見を交換した。 研究成果の中間発表については、債務危機とIMF・世銀の役割に関する報告を土地制度史学会春季学術大会(1986・6・28於東大)において行い、それを整理して『日本福祉大学研究紀要』第70号に発表した。また谷田庄三氏(大阪市大)の主宰する信用論研究会で、「債務危機下における世界銀行の融資政策」と題して報告し、これも同上誌第71号(近刊予定)に発表した。後者では、レーガン米政権の世銀政策,世銀の卒業政策,構造調整融資,商銀等との協調融資の基本的政策と実態について、考察をおこなった。上記2点は、申請書で掲げた3つの研究目的、すなわち、(1)世銀融資政策の歴史的総括、(2)最近における世銀の融資政策、(3)先進国の援助政策、多国籍企業・銀行との関連、の中では主として(2)に関連している。(1)および(3)の領域の研究は今後の課題として残されている。 また87年2月末から約2週間、タイ,マレーシア,シンガポールなど東南アジア経済の視察(科研費は使用せず)を行い、世銀融資対象・非対象国経済の概観を得ることに務めた。これによって得られた資料、知見をも加えて、残された(1)および(2)の研究を進めていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)