Project/Area Number |
61530040
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic history
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
奈倉 文二 茨城大, 人文学部, 教授 (10007825)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1986: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 日本鉄鋼業史 / 昭和恐慌 / 鉄鋼資本 / 存在形態 |
Research Abstract |
本研究の直接的課題は、昭和恐慌期における鉄鋼諸資本の存在形態を確定することにあるが、同時に、恐慌回復過程で成立する「官民製鉄合同」(日本製鉄株式会社設立)の前提条件の究明をも企図している。本研究は次の二つの方向で進められた。第1の方向は、昭和恐慌の実態を鉄鋼業全般について検討するという方向であり、第2の方向は、鉄鋼諸資本の経営状況に関する詳細な検討を行いつつ、資本蓄積の分析をふまえて鉄鋼諸資本の類型化を試みるという方向である。 第1の方向の作業は、主として既存の研究書及び全国的統計資料等に基づく分析であり、現在までにほぼ完了した。第2の方向の作業は、主として主要鉄鋼会社の営業報告書類、社史編纂資料類の収集に基づく分析であり、現在までに相当数の会社の資料整理、計数整理を補助作業員の協力のもとに行ってきた。そして、主要鉄鋼会社を4グループに分けて類型化し、分析を進めている。これらのうち、半官半民の植民地開発会社の満鉄・鞍山製鉄所(のち昭和製鋼所)については、原料資源条件と製鉄技術との関連を中心的視角として考察し、当大学の雑誌に発表したのち、東京大学出版会から刊行中の国連大学叢書中の一冊に加えられることになった(原稿提出済み)。また、官営八幡製鉄所については、詳細な生産費に関する資料分析をもとにした経営分析を「製鉄所特別会計」との関連でまとめつつある(近日中に大学の雑誌に投稿予定)。さらに、鉄鋼諸資本の類型化は、鉄鋼諸カルテルとの関連にむいて進められる必要があるとの認識のもとに作業を行っているが、これについては当初予定よりやや手間取っており(資料収集が澎大となったため)、今少し時間を要する。残された作業をできるだけ早期に完了させる所存であるが、可能であれば昭和62年度についても本テーマでの研究費の交付を願いたく、「計画調書」提出中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)