Project/Area Number |
61540062
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
代数学・幾何学
|
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
関口 力 中央大, 理工学部, 教授 (70055234)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三松 佳彦 中央大学, 理工学部, 専任講師 (70190725)
百瀬 文之 中央大学, 理工学部, 専任講師 (80182187)
松山 善男 中央大学, 理工学部, 助教授 (70112753)
石井 仁司 中央大学, 理工学部, 助教授 (70102887)
関野 薫 中央大学, 理工学部, 教授 (40054994)
|
Project Period (FY) |
1986
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 代数曲線 / Witt群 / 群スキーム / Artin-Schreier / Kummer |
Research Abstract |
標数P(>0)の代数閉体上定義された非特異代数曲線Coと、その位数pの自己同型бoを与えたとき、組(Co,бo)は標数零の休上の組(C,б)に引き上げられることは、関口・Oortにより示した。当科研費補助による研究の目的は、自己同型бoの位数が【P^n】(n≧2)の場合の(Co,бo)の引き上げである。位数pの場合の本質的な部分は、加法群から乗法群への変形理論であり、それを用いて、Artin-Scherier理論からKummer理論への変形であった。当該年度においては、加法群から乗法群への変形理論を更に拡張し、Witt群のトーラスへの変形を構成し、それを用いてWitt-Artin-Scherier理論から、Kummer理論への変形の構成を行なった。実際、Witt群のトーラスへの変形方法として次の2つを与えた。 1.離散付値環上滑らかな可換環スキームに対し、unit群スキームを構成出来る。特に、可換環スキームとしてWitt環スキームをとり、そのUnit群スキームをとることにより、ある意味で典型的なWitt群からトーラスへの変形を構成することが出来る。 2.もう1つの方法は、Witt群を次元の低いWitt群のextensionとして見て、そのextensionを変形することである。実際、【g^((γ))】,【g^((μ))】を2つの、離散付値環A上の加法群から乗法群への変形としたとき、群【Ext^1】(【g^((γ))】,【g^((μ))】)を完全に記述することが出来る。更に、その中で実際にextension O→Ga→【W_2】→Ga→Oの変形になっているものを決定することが出来る。 これ等2通りの方法について一長一短があり、現在の所2番目の方法が発展性に富んでいるように思われ、この方法を一般次元で展開することが急務となっている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)