Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1987: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
62年度は前年度に行なった活動銀河核からの電波ジェットとローブの放出構についての研究を更に進めると同時に, 星形成域のストリーマー構造, 熱い光学ジェットの発生とそのハービック・アロー天体の成因との関係等を大局磁場中での星形成で磁気吸着質量の回転から発生するアルフベン捻れ波による機構と類似の機構で説明出来る事を提案し, シミュレーション条による実証を試みた. 第一の問題については, 大局磁場を持つ原子銀河間雲から銀河が形成される時, 中心に落ち込むガスが大局磁場を引き込んで短いタイムスケールで中心の回りを回転することにより中方向の磁場が作られ, これが±Z方向にほどけて行く時に±Z方向にヘリカル速度場を持つガスと進行ピンチ波となるB6を発生する. これが磁場をZ軸に沿ってピンチし, 更に磁場の弱い領域にさしかかると, 拡がっている弱い磁場を束ねる形で磁場の"たくし込み"が起って来る. これは二つ目をローブの中の磁場の様子と電波ジェットの様子を良く説明する. この機構が働く状況としては銀河中心にたまるガスから生じたガス円盤, 更に中心部に成長するブラックホールとその回りのコンパクト円盤の二種類が考えられるがこれは観測される二種類のジェット+ローブの〓〓に対応するものと思われる. 後の問題としては, 星形成に関して多くの星が発生する大きなガス雲に〓を持つストリーマー構造は, 内田etal(1988)によりスピンしている事が見出された事から, 星の双〓流と同様に星形成雲全体から角運動量を抜く機構ではないかと考えた. 又, ハービック・アロー天体は形成星からの熱に光学ジェットが磁束に〓かれて運動量を与えて加速すると考え, 従来の稀薄な恒星風による加速理論の難点を解消し, シミュレーションによりこれを示しつつある.
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