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太陽活動領域における電流分布とS成分

Research Project

Project/Area Number 61540180
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Astronomy
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

柴崎 清登  名大, 空電研究所, 助手 (90023689)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西尾 正則  名古屋大学, 空電研究所, 助手 (70135383)
えの目 信三  名古屋大学, 空電研究所, 教授 (50023677)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1986: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords太陽活動領域 / S成分 / 磁場 / 電流
Research Abstract

本研究の目的は、太陽活動領域の電流とそこを電波源とするS成分との関係を明らかにし、その結果を用いてS成分の観測から活動領域におけるエネルギーの蓄績状況を探ろうとするものである。
磁場データとしては、1986年に岡山ベクトルマグネトグラフによって観測された活動領域の磁場分布データすべてを汎用計算機で処理できるようにし、整約して出版した(研究発表参照)。1985年以前のデータは既に出版されている。今までに観測されたの磁場データすべてを用い、垂直磁場成分のローテーションから電流分布を計算した。その結果約25個の活動領域から比較的強い電流が得られた。
S成分のデータとしては豊川観測所の波長8cmと3cm、野辺山観測所の1.8cmでの観測データを用いた。比較的強い電流が得られた約25個の活動領域に対応したS成分の3つの波長での一次元電波強度分布、円偏波分布を求め、積分フラックスを計算して周波数スペクトルを求めた。
以上二つのデータセットを活動領域毎に比較した結果以下の結論を得た。
1.まず単純な構造をした活動領域においては、S成分に顕著な電流の影響は認められない。
2.複雑な構造をした活動領域におおいては磁場強度も電流密度も大きい。このような活動領域に伴ったS成分のフラックスの周波数スペクトルは他の活動領域に比べて短波長にスペクトルピークが存在する。以前の研究によりこのような活動領域では背の低い閉じた磁力線が多く存在することを指摘したが、本研究により、電流密度も大きくこれらの背の低い磁力線が大きくシアーしていることが示された。今後はこの様な活動領域をもっと高空間分解能の電波干渉計でマッピングし、電流密度の大きい部分とスペクトル分布との1対1対応を観測的に示したい。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Shibasaki: Tokyo Astronomical Observatory,University of Tokyo. (1987)

    • Related Report
      1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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