海底熱水活動に伴う一酸化二窒素ガスの噴出とその海水中の挙動に関する研究
Project/Area Number |
61540409
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
分析・地球化学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
蒲生 俊敬 東大, 海洋研究所, 助手 (70143550)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 海底熱水活動 / 一酸化二窒素 / ガスクロマトグラフ / 溶存ガス / 湧水系 / 海洋地球化学 |
Research Abstract |
1.【N_2】O分析のための船上ガスクロマトグラフの製作 ECD検出器付ガスクロマトグラフ(島津GC-8IE)およびインテグレーター(島津C-R3A)を購入し、GC-8IEに標準ガス注入用のガスサンプラーを装着した。海水約120mlを用いて【N_2】Oガスを抽出・回収し、GCへ導入するためのラインを作成した。【N_2】Oの抽出は、抽出時間10分間で満足すべき抽出率(>99%)を得た。【N_2】O分離のためのカラム充填剤について種々検討し、モレキュラーシーブ(5Aおよび13X)が適当であることが分った。 2.試料採取および【N_2】Oの分析 フィールド調査として、「しんかい2000」による相膜トラフと沖縄トラフの潜航調査、淡青丸KT86-18次航海(日本近海)およびハワイ大学R1【V】MOANA WAVE号による北フィジー海盆調査に参加した。プレート・テクトニクスの見地から二通りの代表的な場、すなわちプレートの沈み込み域(相模トラフ,駿河トラフおよび南海トラフ)と背弧海盆におけるプレート拡大域(沖縄トラフおよび北フィジー海盆)において、海底直上の海水を合計約百試料採取し、バイアル瓶に殺菌保存した。また、カメルーン・ニオス湖,事件に鑑み、本邦の代表的カルデラ湖(摩周湖,池田湖および鰻池)の調査にも参加し、ガス分析のための湖水試料を採取した。これらの海水および湖水試料の【N_2】Oおよび【CH_4】分析(別のFIDガスクロマトグラフによる)を続行中である。なお沖縄トラフ総合調査が、本年5月に計画(白鳳丸)されている。 3.結果の解析 海底熱水活動およびプレート沈み込みに伴う湧水系において高い【CH_4】濃度を得た。【N_2】O分析の終了後、総合的解析を行う。また関連した比較研究として、ハワイ・ロイヒ海山(ホットスポット)のガス分布,特性を明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)