Project/Area Number |
61550030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物理計測・光学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小倉 磐夫 東大, 生産技術研究所, 教授 (80013100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 雅英 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30150874)
黒田 和男 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (10107394)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 光増幅器 / 純光学式演算増幅器 / コヒーレンス / 銅蒸気レーザー / 金蒸気レーザー / ストロンチウム再結合レーザー / 位相差顕微鏡 |
Research Abstract |
純光学式光演算器の構築において、コヒーレントな光増幅器は不可欠の要素であるとの観点から以下の研究を行なった。 コヒーレント光増幅器として、銅蒸気レーザー、金蒸気レーザー、ストロンヂウム再結合レーザーを試作し、増幅特性を測定した。主な結果は以下のとうり。 光増幅系にはレーザーからのASE(増幅された自然放出光)が用いられる。光増幅の分解能や画質は、ASEの空間的コヒーレンスできまるので、これを測定した。ホログラフィック二重回折格子を用いたシヤリング干渉計による干渉縞の可視度を写真測光し、空間的コヒーレンスを求めた。その結果によると、1次のコヒーレンス関数に関しては、ASEはS次元的に拡がったインコヒーレント光源からの光がコヒーレントに増幅されたものとしてよいこと、さらに、適当な強度分布をもった等価面光源で近似できることが確かめられ、その等価光源の大きさと位置を求めた。次に、部分的にコヒーレントな光の増幅効果について、理論と実験の両面から解析を行ない、コヒーレンス度によって画質が異なることを見付けた。 以上の結果をもとに、銅蒸気レーザーを用いた光増幅系(アクティブ光学系)を組立てた。とくに、位相差顕微鏡を利用した位相物体の光増幅系は、位相物体の高輝度投影をはじめて可能にしたものであり、これにより光増幅器の有効性を示すことができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)