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複雑硫化鉱浮選における亜硫酸の作用機構について

Research Project

Project/Area Number 61550461
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 資源開発工学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

山本 泰二  東北大, 選鉱製錬研究所, 助教授 (80006030)

Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords複雑硫化鉱 / 黄鉄鉱 / 浮遊性 / 分解反応 / pHと吸着性 / 亜硫酸 / ザンセート / パーザンセート
Research Abstract

複雑硫化鉱の亜硫酸浮選において亜硫酸の果す役割には不明な点が多い。特にザンセートと亜硫酸の反応機構,反応生成物と鉱物の浮遊性との関連性など明らかにすべき点は多々ある。本年は以下の点を明らかにした。
(1)ザンセートと亜硫酸の反応機構
ザンセート(R-【OCSS^-】)は亜硫酸が共存する場合には溶液中の酸素によってパーザンセート(R-O-CSS-【O^-】)に酸化される。これがさらに酸化されるとアルコールおよび炭酸ガスに分解される。そして亜硫酸はチオ硫酸となる。この酸化反応は(1)および(2)式によって示される。亜硫酸がザンセートに比べて多量に存在する場合には、(1)式と(2)式の反応が同時に進行し、パーザンセートの残存量は減少する。
JA【O!-】1KAJA【O!-】2KA(2)黄鉄鉱に対するアミルパーザンセートの吸着および浮遊性
ザンセートは酸性側では酸分解反応が起るため黄鉄鉱に対する吸着量は減少する。一方、パーザンセートはジチオリン酸塩と同様分解しないため、pH4附近まで吸着量は増大する。しかしpH<4になるとフリー酸生成のため、吸着量は再び減少する。この場合酸素の存在が吸着量に著しい影響を与える。窒素を吹き込んだ場合には、吸着量は全般的に低下し、酸素を吹き込んだ場合の1/3程度になる。浮遊性についてはザンセートに比べて浮遊領域がアルカリ側に若干増加している。しかし酸素の影響は余り認められない。pH<6で最大の浮遊率を示し、吸着量が著しく減少するpH<2でも浮遊率の減少は認められない。パーザンセートを添加しない場合には黄鉄鉱の浮遊性がほとんど認められないことから、酸性側では少量のパーザンセートの吸着によって黄鉄が浮遊される。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 山本泰二,伊東益雄: 日本鉱業会誌(研究業績発表講演会講演要旨集昭和62年度春季大会). (1987)

    • Related Report
      1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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