Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
昨年に引き続き, 球状黒鉛鋳鉄とAlーNi共晶系合金の高温変形に関する研究を行なった. 前者に関しては, ベイナイト変態時の変形を調べる予定であったが, 末だ試験機の試作段階である. 予備実験として, ベイナイト変態過程をX線回折法と画像処理で追跡した. また, これと機械的性質の間の関係を調べた. 得られた結果は, (1)ベイニティック・フェライトの間隔は, オーステンパー温度が高いほど大きくなる. (2)伸びと降伏応力の最高値は, 残留オーステナイト量とベイニティック・フェライト量の和が最大になるオーステンパー条件の近傍で現われる, である. AlーNi共晶系合金の研究に関しては, 溶湯鍛造材と焼結合金の引張性質におよぼすMg量とAl_3Ni相の形状分布の影響を調べた. 得られた結果は次のように要約される. (1)鋳造材, 焼結材を含めて, Al_3Ni相の等価楕円比が1に近づくほど延性が改善される, である.
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