データ流解析に基づくデータ駆動型データベースマシンの研究
Project/Area Number |
61550727
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機工学
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
馬場 敬信 宇都宮大, 工学部, 助教授 (70092616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽和 将容 群馬大学, 工学部, 助教授 (00008567)
奥田 健三 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70125813)
山崎 勝弘 宇都宮大学, 工学部, 助手 (70134260)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | データベースマシン / データフロー制御 / データ流解析 / 関係データベースシステム |
Research Abstract |
1.データ流解析のためのデータベースシステムモデルの定義:研究室にある既存の関係データベースシステムXDBの解析を行い、これを基に関係代数演算・インデックス処理など10種類の基本機能を抽出し、問合せの処理のためのデータフローモデルを構築した。 2.ソフトウェアによるデータベースシステムモデルの実現とデータ流の最適化:定義したモデルをワークステーション上にCによって実現した。また、これと既存のシステムXDBとで同じ問合せを処理することにより、動的に35.6%、静的に23.5%の性能の改善が図れることを示し、更にデータ量等に応じた最適なデータフローの変化の様子を明らかにした。 3.ハードウェアによる関係データベース演算ユニットの試作:関係データベース演算用のVLSIプロセッサアレイのアーキテクチャを設計し、この評価を行うと共に、実装設計を行った。評価の結果、プロセッサエレメント全体は十分1チップに搭載可能な規模となる、設計したプロセッサアレイの付加により、二つの問合せ例に対する処理時間が16.0%,3.3%に削減できた、等を明らかにした。 4.データ駆動型データベースマシンアーキテクチャへの統合化:2.のソフトウェア、3.のハードウェアからのアプローチの統合の可能性について検討し、データ駆動型データベースマシン実現の基礎固めを行った。 5.研究成果の報告:1.については、IEEE Trans.on Computersに掲載が決定、2.については、情報処理学会論文誌に投稿予定,3.については、情報処理学会大会で報告すると共に、電子情報通信学会に2編投稿済みである。 6.今後の方向:3.の試作を継続し、ソフトウェアからのアプローチの成果と合わせて、更に高性能なデータ駆動型データベースマシン実現への展望を開きたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)