イネにおける染色体再配列による遺伝子発現機作の改造
Project/Area Number |
61560003
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山元 皓二 東大, 農学部, 助教授 (70011971)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 染色体再配列 / 4倍体 / ガンマ線照射 / イネ |
Research Abstract |
1978年にフクニシキの、1980年に日本晴の発芽種子(25°C、3日)を0.05%のコルヒチン溶液で24時間処理し、4倍体を得た。ガンマ線照射は乾燥種子、減数分裂期〜登熟期(1979年から、フクニシキ)に、または移植期(1982年から、日本晴)に行っている。減数分裂期は農水省ガンマ圃場で、他は東京大学原子力センター生物用照射装置で照射した。 本年度は60年度までに得られた2倍体様の個体を無照射で裁培し、変異の有無を調査した。1985年までガンマ圃場で照射を繰返したフクニシキ(4倍体)に出現した形態的に異常な粒をもつ一穂の全粒を無照射で播種し、8個体が発芽した。すべての個体が幼苗期において、4倍体,2倍体のフクニシキとも異なる草姿(大黒型様)をしていた。また、出穂後、粒は2倍体様であり、ふ先が赤く着色し、芒も長く、2倍体のフクニシキとは区別できる特徴を持つことが分かった。8個体のうち6個体がフクニシキより大型の草型であり、2個体は矮性であった。大型化した6個体は穂長、一穂当り頴花数、着粒密度ともフクニシキに勝っていた。玄米重は同等かわずかに少なく、粒長が短かくなり、粒幅、粒厚が大きくなっていた。稔性は1個体において約75%であったが、他は正常であった。また6個体ともに糯様の粒を25〜50%持っていた。矮性の2個体は稔性が75%に近く、粒長がとくに短かい粒をつけていた。糯様の粒は含まれていなかった。日本晴で得た2倍体様の3個体については、本年度穂別系統として裁培し、収量要素の変異について調査を行った。特に玄米100粒量に変異が生じやすく、大小両方向に有意に変異した系統が得られた。1986年に照射した中に新しく2倍体様の個体が日本晴で1個体出現した。他にもいくつかの変異が得られた。4倍体を照射することにより変異を得ることが確実となった。染色体再配列との関係を明確にする必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
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