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柑橘の花芽形成過程における植物ホルモンとCIN率との関係

Research Project

Project/Area Number 61560039
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

岩堀 修一  鹿大, 農学部, 教授 (00012055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 冨永 茂人  鹿児島大学, 農学部, 講師 (90164029)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywordsキンカン / ポンカン / 温州ミカン / 矮化剤 / パクロブトラゾール / 着花 / ジベレリン / 樹液の糖含量
Research Abstract

明和キンカンの新梢長1cm頃の1000ppm Paclobutrazol散布は4個所の異なった試験のうち3個所で一番花数を増加させた。しかしその効果は前年の結果に比べてはるかに弱く、最適処理時期がもっと早いことをうかがわせた。解剖顕微鏡の観察による形態的花芽分化期は5月上旬で、この点からも本実験の処理時期の4月下旬は遅かったと思われた。他の矮化剤、ウニコナゾールとアンシミドールもいく分一番花を増加させた。これら矮化剤で新梢の生長は抑制された。
温州ミカンとポンカンに9月から3月まで1ケ月間隔で2回ずつ1000ppm,paclobutrazol または500ppmウニコナゾールを散布したが、春の着花数には影響が認められなかった。温州ミカン成木に春梢,夏梢,秋梢の伸長抑制を目的として、それぞれ4月,7月,9月に1000ppm paclobutrazolを散布したところ、新梢伸長は抑制されたが、その効果は次の新梢発生期までは持続しなかった。9月散布で翌春の着花がいく分増加した。極早生温州の幼木に9月から3月まで1ケ月ごとに1回のみのジベレリン25ppmの散布を行った。2月散布のみで着花が減少した。以上のキンカン,温州ミカンへのpaclobutrazolによる花数増加の試験および極早生温州へのGAによる花数減少の試験は継続する。柑橘の枝より樹液を採取する方法を検討し、切り枝を遠心分離器にかけて樹液を取る方法が最もすぐれていることを見出した。冬期にポンカンの枝を、径0.2,0.3〜0.4,0.8cmのもの別々に約50gとり、それより約0.5mlの樹液を得た。全糖含量は1.3〜1.5%、うち45%が庶糖,30%がブドウ糖,残りが果糖であった。温州ミカンでは全糖0.9%、うち庶糖77%,キンカンでは全糖が1.6%、うち庶糖63%であった。今後各品種ごとに季節ごとの樹液中糖含量および組成を分析するとともに、樹液中のアミノ酸も分析して、花芽形成との関係を調べる予定である。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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