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コメ種子の蛋白質性システインプロテイナーゼインヒビターの構造および生理機能の解析

Research Project

Project/Area Number 61560091
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 応用生物化学・栄養化学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

荒井 綜一  東大, 農学部, 助教授 (20011934)

Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsコメ / システインプロテイナーゼインヒビター / モノクローナル抗体
Research Abstract

コメ種子の発芽の抑制に関与していると考えられるシステインプロテイナーゼインヒビター(CPI)を最終精製段階にHPLCを用いて分離・精製した。分子量はSDS-ゲル電気泳動から11500,ゲル濾過では12000と推定され、等電点は53であった。pHに対する安定性は、pH2から9まではほぼ安定であるが、アルカリ条件下では不安定であった。また、加熱に対する安定性は100℃、30分間の加熱処理では活性を100%保持し、120℃では約60%活性が低下したが熱に強いものであることが判明した。このCPIをラビットに免疫することによりポリクローナル抗体を得、種子の登熟・発芽の過程におけるCPIの消長をELISA法で検討したところ、CPIは登熟過程においては開花後4週目で種子の貯蔵タンパク質に先だって生合成され、発芽過程においては発芽後3週目でほぼ消失することが判明した。また様々なコメの品種によるCPIの含量をELISA法で同様に検討したところ、早生のウルチ品種に含量が高く、モチゴメ品種に低いことが分った。さらに酵素抗体染色法を用いて種子中でのCPIの局在を調べたところ胚乳部に多く存在することが確認された。このCPIは加熱履歴と共に活性は減少するが、それに反してELISA法でみた抗体との結合能は増加し、120℃30分間加熱処理した後では結合能が約6倍増加する結果となった。また活性部位の構造を調べる目的で、BALB/CマウスにCPIを免疫し、同じマウス由来のミエローマ細胞と隔合させ、20種類のモノクローナル抗体を得た。サブクラスはIgMのものが15種類、Ig【G_1】が2種類、Ig【G_(2a)】が1種類、Ig【G_(2b)】が2種類であった。その20種類のうちCPIの反応部位を認識する抗体が1つ見つかった。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] Keiko Abe;Hiroto Kondo;Soichi Arai: Biochim.Biophys.Acta.

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      1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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