Project/Area Number |
61570234
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
花海 清 東北大, 歯学部, 助手 (50005063)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安保 徹 東北大学, 歯学部, 助手 (30005079)
熊谷 勝男 東北大学, 歯学部, 教授 (00005018)
|
Project Period (FY) |
1986
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | マクロファージ / IL-1抑制因子 |
Research Abstract |
マウスマクロファージ様細胞株、P388【D_1】、のあるクローンはその培養液中に、IL-1とともにIL-1抑制因子をも産生している事が認められた。このクローン株由来のIL-1抑制因子はヒト,マウスいずれの由来のIL-1の作用に対しても抑制活性を示した。この抑制因子はIL-1の作用のみに特異的でIL-2や、他のサイトカインの作用に対しては抑制活性を示さなかった。またIL-1の産生にも影響を与えなかった。ゲル濾過により、このIL-1抑制因子の分子量は約50KDと推定されたが、DEAEセルロースによる分離法においては、Nacl濃度各々、170mM,350mMに溶出される2相性のピークを示した。170mMに溶出される抑制活性はIL-1の作用のみならず、IL-2のそれをも抑制したが、350mMへの溶出画分はIL-1の作用のみを特異的に抑制した。またクロマトフォーカシングにより、170mM,350mM溶出画分の抑制因子の等電点はそれぞれ、59、52〜53であった。さらに170mM溶出画分の抑制因子はPH3.0の酸処理もしくは56℃、60分間の加熱処理によりその活性を失うが、350mM溶出画分は同様の処理に対し安定であった。
|