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クロルデンによる人体汚染に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61570257
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

西山 敬太郎  徳島大, 医学部, 教授 (40035390)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 泰夫  徳島大学, 医学部, 助教授 (10035438)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsクロルデン / 人体汚染 / 家屋汚染 / 血液 / 皮脂
Research Abstract

クロルデンによる白アリ防除処理は必然的に居住環境や地域環境のクロルデン汚染を起こし、延いては人体汚染に連がる。本研究はその実態を明らかにしたものである。
1)沖縄地域一般住民(某病院勤務者17名)の血液及び皮脂中クロルデン類(5種)は徳島地域一般人(22名)よりもかなりの高レベルであった。しかし徳島地域の白アリ防除作業者(20名)よりは低値であった。沖縄地域はクロルデンによる処理密度が高いことが高レベルをもたらしている原因である。
2)自宅を白アリ防除処理した一家庭について経日的に観察した結果(1)室内空気は処理後9日を経ても0.1〜0.2μg/【m^3】を示していた。(2)処理後23日間に集積したハウスダスト中のクロルデンは約0.1μg/【cm^2】、23〜105日間のそれは0.4μg/【cm^2】一板面積であった。空気及びダスト中のクロルデン組成はテクニカルクロルデンのそれと類似していた。(3)居住者(2名)の血中及び皮脂中クロルデンは処理後明らかに上昇し、105日後も処理前のレベルに復さず、皮脂中ではその時点で25日目よりも高値であった。
3)皮脂中クロルデン測定の意義(1)皮脂中クロルデンはほぼ体内由来のものであることが被検者4名で実験的に確められた。(2)血中と皮脂中のクロルデン組成はやゝ異なっており、血中はより代謝されたもの、皮脂中は未代謝のものの割合が多いようであった。(3)皮脂は血液よりもクロルデン曝露の累積量をよりよく反映するようであり、他の有機塩素化合物の場合にも有用指標となり得る可能性がある。
4)クロルデンの開放系での使用が禁止されたが、残留性が高いので、環境汚染及び人体影響について今後の監視が必要である。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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