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体液中の可溶性HLA抗原の検出同定とその法医学的応用

Research Project

Project/Area Number 61570284
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Legal medicine
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

高取 健彦  北海道大学, 医学部, 教授 (30001928)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺沢 浩一  北海道大学, 医学部, 助教授 (40142715)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords可溶性HLA抗原 / 抗ヒトHLA-A,B,C抗体 / ELISA / アビジン・ビオチン複合体
Research Abstract

上記の研究課題のもとで、主として可溶性HLA抗原の検出同定に用いるELISAの検討を加えたところ以下のような成績が得られた。
1.ポリスチレン製マイクロプレートにヒト由来HLA抗体(第一抗体,【A_2】【A_(24)】,【B_5】,【B_(40)】)を結合させ、次にマウスモノクローナル抗ヒトHLA-A,B,C抗体(第二抗体)を反応させ、つづいてビオチン化抗マウスIgGとアビジン・ビオチン複合体(ABC)試薬を反応させる発色系を用いた。この系で第一抗体と対応する可溶性HLA抗原(例えば血清)が存在すると、発色がみられるはずである。しかし、この反応系でどの第一抗体を使用してもまた血清が存在しなくても発色した。
2.マイクロプレートに抗ヒトHLA-A,B,C抗体を吸着させ、次に試料のHLA抗原を加え、つづいてヒト由来HLA抗体,ビオチン化抗ヒトIgG,ABC試薬を順次反応させる発色系を用いた。この反応系でも対応する可溶性HLA抗原(血清)が存在すれば、発色するはずであるが、血清がなくとも発色した。これら1,2の結果から、ヒト由来HLA抗体中に存在しているHLA抗原が反応してしまうことと、非特異的反応が全体の反応系の妨害になっていることが明らかになった。
3.そこでヒト由来HLA抗体から、HLA抗体のみをアフィテークロマトグラフィーで精製し、1の反応を試みたところ、それぞれの精製HLA抗体に対応する抗原をもった血清と反応した。しかし、この精製操作にはかなり大量のHLA抗血清を必要とすることと、操作が煩雑であるという欠点がある。従って、HLAモノクローナル抗体が容易に入手できることが、ELISAによる可溶性HLA抗原の判定を容易に可能にし得るものと考えられる。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 高取健彦: 日本法医学雑誌.

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      1986 Annual Research Report

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Published: 1987-03-30   Modified: 2016-04-21  

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