培養膵腺房細胞(初代培養,AR42J細胞株)における膵外分泌機能の調節
Project/Area Number |
61570351
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
岩本 安彦 自治医大, 医学部, 講師 (60143434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛谷 健 自治医科大学, 医学部, 教授 (80048959)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 膵外分泌 / 膵腺房 / 培養 / CCK / 受容体 / CCK受容体拮抗剤 / 神経ペプチド |
Research Abstract |
1.AR42J細胞株のCCK受容体の分析 (1)単層培養AR42J細胞への【^(125)I】-CCK8結合実験:膵腺房細胞由来のAR42J細胞をLogsdonらの報告した方法に準じ、10%ウシ胎児血清、抗生物質を含むDulbecco's modified Eagle'sメディウムを用い単層培養を行った。孵置48時間後にメディウムをHepes-Ringer緩衡液(0.5%BSA,0.01%トリプシンインヒビター,0.1%bacitracin含有,pH7.4)に置換し【^(25)I】-CCK8結合実験を行った。22℃下で、結合は60分後にほぼ最大となり、非特異的結合は総結合の約10%と小さく、非標識CCK8による結合抑制の【IC_(50)】は3nMであった。 (2)【^(125)I】-CCK8結合に及ぼすDexamethasuneの影響:AR42J細胞をDex-amethasuneを含むメディウムで前孵置後、【^(125)I】-CCK8結合をみたところ、有意に増加していたが、Scatchard分析より受容体数の増加によることが示された。現在、カルバコール、、ボンベシンなど、CCKと類似または同様の機序で膵外分泌刺激作用を有するものの前孵置の【^(125)I】-CCK8結合に及ぼす影響を検討している。 2.膵腺房細胞におけるCCK受容体拮抗剤の効果:マウス遊離膵腺房を用い、新しく開発されたグルタミン酸誘導体CR-1409の効果をCCKによるアミラーゼ分泌、【^(125)I】-CCK8結合の両面で検討し、プログルミドの3000〜5000倍強力であることを明らかにした(【IC_(50)】=0.22μM)。AR42J細胞における各種受容体拮抗剤の効果を検討中である。 3.新しい神経ペプチドNeuromedin B,Neuromedin Cの作用:ラット遊離膵腺房、AR42J細胞を用い、アミラーゼ分泌、【^(125)I】-[【Tyr^4】]GRPの結合に及ぼすNeuromedin B,Neuromedin C及びそのC端フラグメントの作用を比較した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)