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小児多臓器不全に対する生命維持装置開発の実験的研究

Research Project

Project/Area Number 61570608
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

松森 正之 (1987)  神戸大学, 医学部付属病院, 講師 (30101067)

久野 克也 (1986)  神戸大, 医学部, 助手 (30135800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡田 昌義  神戸大学, 医学部, 助教授 (70030856)
松森 正之  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (30101067)
Project Period (FY) 1986 – 1987
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords小児多臓器不全 / 人工腎臓 / 人工肺 / 人工肝 / 呼吸不全 / 腎不全 / 肝不全 / 多臓器不全 / 血漿交換療法 / 小児血液透析療法 / 肝腎症候群
Research Abstract

61年度の実験により作成した生命維持装置の小型化, 及び, 体重2-5kgの雑種幼犬での腎肺不全モデル犬による潅流実験を行った.
1.生命維持装置の小型化. 61年度では人工腎として血液透析用ダイアライザーの利用を予定していたが, 装置の簡略化を図るため濾過型人工腎とし膜面積0.02m^2の血液濾過膜を組み込んだ. 膜型人工肺と人工腎の関係については, 直列, 並列の2系統の回路を作製した. この2種類の回路とも充填量は250mlと小型化することができた.
2.潅流実験. 体重2-5kgの雑種幼犬を用いた. 前処理として潅流実験の2日前に開腹し両側腎を摘出することにより腎不全犬を作成した. さらに全麻下に換気不全状態とし, 静脈-動脈バイパス(右房脱血, 内頚動脈送血)による潅流を行った. 両側腎の摘出により血中尿素窒素は平均20.4から99.7mg/dlへ, クレアチニンは1.0から4.4mg/dl, 血清カリウムは4.0から4.9mEq/lと上昇し, 我々の開発した装置を用いた24時間の潅流により尿素窒素は46.0mg/dl, クレアチニンは3.1mg/dl, 血清カリウムは3.6mEq/lと有意に減少した. また, 血液ガスも改善を認めた. 対象群ではほとんどの例がアシドーシスの進行, 低酸素血症により早期に死亡した. 以上の結果より腎肺不全モデルに関しては我々の作製した装置により管理可能であることが判明した. 肝不全を合併したモデルについては, 体重10〜20kgの雑種成犬を用い作成実験を行っているが, 成犬においても侵襲が過大で, 十分な結果を得ることが困難である. 今後, 肝不全に対する本装置の効果について検討を加える予定である.

Report

(2 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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