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自家組織を用いた代用気管に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 61570680
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

石原 恒夫  慶応大, 医学部, 助教授 (10051070)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 光男  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40172481)
加藤 良一  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00161133)
菊池 功次  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40129408)
鈴木 隆  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60118958)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords代用気管 / 遊離空腸移植 / Tチューブ
Research Abstract

人工気管あるいは代用気管の開発は呼吸器外科領域においては緊急的な意義をもつ研究課題である。そこでわれわれは小腸が代用気管として機能しうるか否かを検索すべく以下に述べる基礎的実験を行った。
実験には犬を用いた。犬に全身麻酔を施し開腹して移植に用いる空腸を約7〜8cmその栄養血管とともに切除した。空腸の欠損部は端々吻合して再建し、速やかに閉腹した。ついで、頚部に縦切開を加え、気管を露出し、気管の切除範囲をきめ、その部に空腸を移植しうるように摘出空腸の動静脈を甲状腺動脈と内頚静脈にマイクロサージェリーの手技を用いて吻合した。最初の実験では気管を7気管軟骨輪含めて管状切除した後、生じた気管欠損部に自家空腸を移植し、内腔を保持するためにTチューブをステントとして用いた。この実験を11頭に行った。4頭が術後1.5〜9月生在しているが、残りの7頭は術後4〜20日の間に死亡した。死因は4頭が肺炎、1頭はTチューブ内の粘液による閉塞、1頭はTチューブの逸脱、1頭は縫合不全であった。Tチューブの逸脱、縫合不全等の手技の不備は移植空腸に由来する死因とはいえないが、残りの5頭の死因は補填に用いた空腸から分泌される消化液によると思われる肺炎または気道閉塞であった。しかし、術後1月以上経過すると気道内分泌物に関してのトラブルは観察されなかった。
空腸代用気管の支持物としてTチューブの代りにGORE-TEXを用いる実験を9頭に行った。1頭が5月生存しているが、8頭はすべて術後5〜25日の間に死亡した。死因は肺炎が4頭、GORE-TEXの逸脱が3頭、血管の閉塞による腸管の壊死が1頭であった。GORE-TEXは組織になじまず、支持物として適切でなかった。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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