Project/Area Number |
61570713
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
|
Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
吉村 光生 福井医大, 医学部, 助教授 (00019605)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 隆夫 福井医科大学, 医学部, 助手 (60178944)
|
Project Period (FY) |
1986
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 骨の血行 / 血管柄付骨移植 / 水素クリアランス法 / 骨接合 |
Research Abstract |
長管骨を栄養する血行は、主として(1)主栄養動脈からの血行、(2)骨膜(周囲組織)からの血行,(3)骨髄内血行の3ルートが考えられる。これら3ルートが骨の血行に占める重要度を調べるために以下の実験を行なった。家兎の脛骨を用い、以下に示す種々の方法で血行を遮断したモデルを作り、電気分解式水素クリアランス法にて、血流量を測定した。 (1)脛骨動脈から、脛骨に分布している主栄養動脈のみを連続したままとし、脛骨を上下2.5cmにて切離し、周囲筋肉組織からも遊離した状態で、脛骨の血流を測定した。4羽を用いて行ない、血流量はコントロール群の約50%であった(平均)。 (2)実験(1)と同様、脛骨を5cm切離し、主栄養動脈も結繋・切離し、脛骨周囲に付着している筋肉組織のみとして、脛骨の血流を測定した。3羽を用い、血流量はコントロール群の約60%であった。 (3)脛骨は切離せず、主栄養ゆ脈の結繋・切離と、周囲組織の切離を行って、脛骨の血流を測定した。4羽の血流量の平均は約50%であった。 (4)コントロール群として4羽を用い、骨髄腔内の血流を測定した。 以上の実験より、各ルート共、それ単独で、骨の生存に必要な最少限の血流はあるように見えたが、今後、実験動物の数を増やし、又、組織学的な検索も追加する必要がある。 又(1),(2),(3)の実験方法の種々の組合せによる血流も測定したい。 更に上記.種々の血流の精度により、骨瘡合に及ぼす影響について、組織学的、し線学的に検索していきたい。
|