卵胞ステロイド生成と卵子成熟の卵胞液性調節因子に関する研究
Project/Area Number |
61570799
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
木川 源則 大分医大, 医学部, 教授 (90010173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 良 大分医科大学, 医学部, 助手 (80165787)
森 宏之 大分医科大学, 医学部, 助教授 (60010328)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 卵巣 / 卵胞成熟 / 卵胞ステロイド生成 / 卵子成熟分裂 / エストロゲン生成 / プロゲステロン生成 / 卵胞性非ステロイド性調節因子 |
Research Abstract |
卵胞のステロイド生成と卵子の成塾分裂停止は卵胞発育と密接な関連をもち、その制御機構は下垂体性ゴナドトロピンと卵胞内のステロイド性および非ステロイド性の3種の調節因子の複雑な相関作用により成り立っている。この機構における卵胞液の役割を明らかにすべく、非ステロイド性調節因子を分離精製しその生理的意義を研究した結果、以下の成果を得た。 1.ステロイド生成調節因子の分離精製:ブタ卵巣の小卵胞から卵胞液を採取、限外濾過により分子量5万以下の成分とした後SephadexG-25カラムクロマト法で5分画を得た。invitroおよびinvivo assayにより生物活性を認めたA.B分画をさらにFPLC(逆相分配カラム、0.1%TFAin水と0.1%TFAinAcetritrileの0〜100%濃度勾配法)にて分離した。このうちAの0〜30%Acetonitrileの分画が、FSH.Testosterone(T)存在下、幼若ラット顆粒膜細胞培養系において増加するEstradiol(【E_2】)とProgesterone(【P_4】)生成を抑制した。また214.254.280nmのそれぞれの吸収でこの分画を検討した結果、254nmの吸収が殆どなかったことから核酸ではないということ、214nmの吸収が一番大きいことからペプチドであることが示唆された。。さらに明確にするためにアミノ酸分析及び配列を検討する必要がある。 2.ラット顆粒膜細胞におけるステロイド代謝への影響:幼若ラット顆粒膜細胞を無血清培地で12日間培養した結果、ステロイド生成は6日目に最抵となりその後増加を示した。さらに9日目に【^3H】-Pregnenolone(【^3H】-【P_5】)を基質としてFSHあるいはLH存在下にA分画を添加し、TLCにて【^3H】-【P_5】の転換を検討した結果、LH存在下A分画添加群では対称に比し、T及び【E_2】への転換が抵く、【P_4】およびPregnandiol(【P_2】)への転換が著しかった。培地のRIAによる結果においても【P_4】は有意に増加し、【E_2】は測定感度以下であった。以上のことからこの因子は【P_5】→【P_4】→【P_2】及び【P_5】→T→【E_2】酵素系に作用すると考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)