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培養細胞を用いた角膜内皮の創傷治癒モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 61570840
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

谷島 輝雄  東京大学, 医学部(病), 助教授 (50010187)

Project Period (FY) 1986 – 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1987)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
KeywordsHydroxyethyl methacrylate / 角膜内皮創傷治癒 / 角膜内皮培養細胞 / 伸展 / 増殖 / ブロモデオキシウリジン / 創傷治癒率 / 角膜内皮
Research Abstract

Hydroxyethyl methacrylateを用いて培養面を限局することにより, 培養細胞の周囲への移動拡大を防ぎ, 一定面積の安定した角膜内皮のシートを作成した. このシート上に一定の面積の創傷を作成し, 経時的に治癒過程を観察した. 増殖中及び増殖後の細胞核のみを染色するためにブロモデオオキシウリジン添加培養液, モノクローナル抗体, ABCを用いた間接酵素抗体法を行なった. その結果, 創傷治癒過程における細胞の伸展, 増殖の時間的関係が明らかになった.
また培養液中に, 細胞の伸展, 増殖に影響を及ぼす薬剤, フィブロネクチン, サイトカラシンB, EGF, 5-FUを添加して経時的にシート上の創傷面積を測定し, 創傷治癒率を算出した. フィブロネクチン添加群では, 創傷治癒過程において伸展がその主体をなすと思われる初期に創傷治癒率の促進効果が認められ, サイトカラシンB添加群では, その抑制効果が認められた. EGF, 5-FU添加群では, 初期にはこれらの薬剤無添加の群との間に創傷治癒率の差は認められなかったが, 後期ではそれぞれ促進, 抑制効果が認められた.
以上のごとく今回作成した創傷治癒モデルに新しい染色法を加えることにより, 薬剤等か, 伸展, 増殖に与える影響を解析する事が可能になった. このモデルを利用して, 臨床的に頻繁に使用されるヒアルロン酸ナトリウムの創傷治癒に帯する影響の解析を行ない, その低濃度における創傷治癒促進効果と高濃度における抑制効果が明らかとなった. 今後も臨床的に用いられる薬剤の創傷治癒に対する効果の解析に有用と思われる.

Report

(2 results)
  • 1987 Annual Research Report
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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