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マウス胎仔口蓋突起における間質成分の分布に関する免疫電顕的研究

Research Project

Project/Area Number 61570860
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

栗栖 浩二郎  九大, 歯学部, 教授 (50028346)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永田 健吾  九州大学, 歯学部, 助手 (90189134)
大崎 康吉  九州大学, 歯学部, 助手 (70117076)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords口蓋突起 / コラーゲン / マウス胎仔 / フィブロネクチン / 免疫組織化学 / 電子顕微鏡
Research Abstract

口蓋の発生機序を解明することは、口蓋裂の発生機序を追求する上で極めて重要であることは勿論であるが、発生生物学の普遍的課題である細胞分化と間質成分との相互作用や、器官発生と異種組織間の関係を追求する上でも重要な知見が得られることが期待される。我々はすでに、マウス胎仔の口蓋発生とコラーゲンやフィブロネクチンの分布との関係を光顕免疫組織化学的手段を用いて検索した。その結果、【I】型及び【III】型コラーゲン,フィブロネクチンは突起内でそれぞれ特異的な分布をし、その分布は発生に伴って変化することが明らかになった。この所見は、コラーゲンやフィブロネクチンは口蓋発生に重要な役割を果していることを示唆している。しかし、光顕の分解能ではこれ以上の解析ができない。そこで、本研究では電顕免疫組織化学的手段を用いて、口蓋発生とコラーゲンやフィブロネクチンなどの間質成分との関係について検索し、以下の結果を得た。
細胞間質には数本から数十本の原線維からなる線維が様々な方向に走り、その周囲にはしばしば無構造又は原線維より細くφ10〜15nmの線維構造がみられた。原線維のうち【I】型コラーゲンはφ5〜45nmの範囲(平均22.2nm)にあり、【III】型コラーゲンはφ5〜35nmの範囲(平均21.2nm)にあり、両者の間に大きな差はなかった。また、二重染色法によって、1本の線維の中に【I】型コラーゲンと【III】型コラーゲンが混在していることが明らかになった。フィブロネクチンはコラーゲン線維付近にφ10〜15nmの線維又は無構造なやや電子密度の高い部分に認められる他、間葉細胞周囲や基底膜内に分布していた。基底膜では、lanina lucidaよりもlanina densaに多く分布していた。間葉細胞内のrERの染色性よりこの細胞がフィブロネクチンを合成していることが確認された。以上の結果は【I】型及び【III】型コラーゲンとフィブロネクチンは互に密接な関係にあることが示された。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Nagata,K.;Ohsaki,Y.;Kurisu,K.: Cell and Tissue Research. 248. (1987)

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  • [Publications] 永田健吾,大崎康吉,栗栖浩二郎: 解剖学雑誌. 61. 535 (1986)

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  • [Publications] 永田健吾,大崎康吉,栗栖浩二郎: 歯科基礎医学会雑誌. 27(補). 134 (1985)

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      1986 Annual Research Report

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Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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