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根尖部の炎症性組織の治癒におよぼす根管消毒剤の影響について

Research Project

Project/Area Number 61570912
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

松元 仁  長崎大, 歯学部, 教授 (30013923)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東村 節男  長崎大学, 歯学部, 助手 (70189760)
木下 久子  長崎大学, 歯学部, 助手 (40186292)
川口 政廣  長崎大学, 歯学部, 助手 (40084248)
辻 満  長崎大学, 歯学部, 助手 (60163797)
吉田 治志  長崎大学, 歯学部, 講師 (40166963)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords歯冠部加熱 / 根尖部炎症組織 / 根管消毒剤
Research Abstract

1はじめに
根管治療の三大要因網の一つである根管の消毒には従来いわゆる根管消毒剤が多用されている。しかし、根尖創傷治癒に及ぼす影響には効罪両面を考えなければならない。すなわち根管の無菌性が獲得されれば治癒は良好とされる。一方消毒剤の副作用によって新たな炎症を惹起したり、増悪させる事もある。そこで、根尖で消毒剤の効果を客観的に判定するためには病巣の大きさ、種類、感染の状況など実験条件をそろえることが望ましい。今回、この目的のため、根尖病巣のモデルを作ることを試み若干の知見を得たので報告する。
2実験方法
雑種成犬の健全な前歯、前臼歯を用い、歯冠に合わせた金属キャップを加熱して、歯冠部歯髄を壊死させそのまま放置し、他方では壊死した歯冠部をさらに穿孔して開放し、根尖病巣の成立をX線写真によって長期間観察した。
3成績ならびに考察
閉鎖群では約6週以上経過後その半分の症例に根尖部透過像の出現を確認することができた。一方開放群については、同様に歯根膜腔の拡大を含む根尖透過像の出現が観察された。しかし、加熱直後、電気歯髄診断器によるViatl Testで反応の消失が確認された症例中に再びViatlの反応が現れるものが出現しているのが興味深い。
以上のように比較的パラメーターのそろった根尖病巣を作ることができたので、現在細菌学的、病理的検索を続行中である。これらの病巣は一部細菌の修飾が考えられるが、他の大部分は壊死組織による成立が予測され、このように条件をそろえた病巣で各種の消毒剤の効果を観察する予定である。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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