Project/Area Number |
61570969
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
小児・社会系歯学
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
相馬 邦道 医科歯科大, 歯学部, 助教授 (10014200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
府川 俊彦 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60181244)
黒木 健広 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90134725)
三浦 不二夫 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (90013789)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | CT / 3次元表示 / 咀嚼筋 |
Research Abstract |
矯正臨床において重要な課題である咀嚼筋の走行と顎骨の形態との関連性を3次元的に明らかにすることを目的として、研究を行い、以下の結果を得た。1.解剖体頭部のCT撮影実験、および種々の病変のCT画像を検討した結果、顎骨のみならず、咬筋,側頭筋の断層像もCTにより明瞭に得られることを確認した。2.得られたCT写真を自動画像入力装置を用いて、写真上の各部位の座標値と濃度値の形式で読み取り、画像解析演算処理装置へデータを転送し、演算処理を加えることにより、顎骨や筋の輪郭線をほぼ自動的に抽出することが可能となった。3.各断層面について抽出された顎骨や筋の輪郭線を積層することにより、顎骨および筋の3次元形態データが構築された。4.この3次元形態データに対して数値演算処理を加え、各部の長さや角度,断面積や表面積,体積等の基本的な特徴量を算出し、実際の解剖体における計測値と比較したところ、これらの特徴量は充分に満足しうる精度を有することがわかった。5.さらにこれらの特徴量をもとに、筋の形態の左右差や、各筋間の比率等のパラメータについて検討したところ、筋と顎骨形態の関連性を研究する上で非常に有用であることが確認された。6.また、3次元形態データの表示については、単一の顎骨と筋の組合せ表示法を開発した。これを活用することにより、生体では直視不可能な顎骨や筋の形態を、任意の方向から直接観察することが可能となり、顎骨の立体的な形態や筋の走行方向、またこれらの空間的な相互位置関係等が、容易に把握しうるようになった。
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