| Project/Area Number |
61571014
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| Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
Chemical pharmacy
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| Research Institution | Kyoritsu University of Pharmacy |
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Principal Investigator |
友田 正司 共立薬大, 薬学部, 教授 (00050724)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 美恵 共立薬科大学, 薬学部, 助手
権田 良子 共立薬科大学, 薬学部, 助手
清水 訓子 共立薬科大学, 薬学部, 講師 (00146531)
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| Project Period (FY) |
1986
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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| Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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| Keywords | 植物粘質物 / 抗補体活性 / 血糖降下活性 / 化学構造 / 構造修飾 / 活性要因 / フヨウ属 / オオバコ属 |
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| Research Abstract |
フヨウ属のムクゲの葉および白花のつぼみ、アメリカフヨウの葉から、それぞれ代表的植物粘質物を抽出,精製し、それらの性質と化学構造の様相を明らかにした。各物質は電気泳動およびクロマトグラフィーで単一であり、水溶液の極限粘度は、26.5,26.0,26.1の値を示し、分子量約200万,105万,180万の高分子化合物で、酸性多糖を主体とするプロテオグリカンであった。多糖部は、1→2結合のα-L-ラムノースと1→4結合のα-D-ガラクツロン酸で構成される主鎖中の、一部のガラクツロン酸の3位にβ-D-グルクロン酸が結合する共通点があり、ラムノースの一部には、その4位にムクゲ由来の粘質物はβ-D-ガラクトース,アメリカフヨウ由来の粘質物はβ-D-グルコースをも介した1→4結合中性糖側鎖が結合するが、その種類と鎖長は物質により異なる。アオイ科植物粘質物は一般に抗補体活性は弱いが、血糖降下活性を示す物質が多いことを見出し、比較的強い血糖降下活性を示す粘質物に共通の構造は、3位にβ-D-グルクロン酸を有する1→4結合α-D-ガラクツロン酸を2位に結合するα-L-ラムノースから成る三糖単位のくり返しであり、ムクゲおよびアメリカフヨウ由来の粘質物もその例に属すことを指摘できる。
一方、オオバコ科のオオバコの種子(車前子)から抽出精製して得た、強い抗補体活性物質である主粘質多糖について、脱アセチル化、過ヨウ素酸酸化、カルボキシル基の還元、部分酸加水分解による低分子化などの化学修飾を行い、各成績体の抗補体活性を比較した。脱アセチル化によって活性はさらに著しく増強され、アセチル基の存在は古典経路による補体活性化を妨げていること、過ヨウ素酸酸化後の還元で得たポリアルコール体は代替経路による補体活性化を促進すること、かなり低分子化しても活性は保たれることなど、興味深い知見が得られた。
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