Project/Area Number |
61580029
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Informatics
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
井上 謙蔵 理科大, 理工学部, 教授 (00016172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 正之 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 講師 (40155023)
榎本 進 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 講師 (00120171)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 多段階構文解析 / 構文解析 / コンパイラ生成系 / コンパイラ |
Research Abstract |
プログラム言語の構文則とその意味をある形式で表現し、それを入力とすると元の言語のコンパイラを生成するソフトウエアを試作した。プログラム言語は応用分野の多角化とプログラム方法論の発展に伴い急速に複雑になっているが、コンパイラ生成系の方法は一般には未だ単純な言語にしか対処できない。この点で本研究代表者は複雑な言語にも対処できる多段階構文解析コンパイラの生成系の方法を既に開発しているが今回新らしい着想の下に入力の記述を一層柔軟にし、かつ処理可能な文法の範囲も一層広い可能性を持つ、多段階構文解析コンパイラ生成系を試作した。本方法で特に際立っているのは、構文に関しては、全文法のほかには解析の各段階の部分文法としてそれぞれの出発記号のみを与えれば良いことである。以前には、各段階で解析する部分テキストの位置を定めるためのある量の特別な情報を必要としたが、その必要はなくなった。意味に関しても解析の特定の部分木をスコープとする変数を導入することによって、記述量を構文のそれなみに減らすことに成功した。現在このシステムは小型のコンパイラの生成に限定すればパーソナル・コンピュータ上で動作可能である。 1)M.Sassa et al:Design and Implementation of a Maltipass-Compiler Generator,JIP3,2.pp77-86(1980).
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