個人性と考慮した日常手書き文字のデータベース化と特徴量の定量的解析
Project/Area Number |
61580034
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Informatics
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Research Institution | Toyota National College of Technology |
Principal Investigator |
野沢 繁之 豊田工高専, その他, 教授 (10043184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 ミツ 聖徳学園女子短期大学, 家政学部, 教授 (60109311)
掛布 英辰 豊田工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (10124041)
竹下 鉄夫 豊田工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (20149933)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 手書き文字 / 日常手書き文字 / 手書き文字認識 / 手書き文字の個人性 / 手書き文字データベース / 文字認識 |
Research Abstract |
筆記条件に制約を課さない「日常手書き文字」の収集とその特徴量の定量的解析を目的として、以下の研究成果を得た。 1.筆記の際筆記者が違和感を抱かない手書き文字収集用紙として、市販A4版大400字詰原稿用紙に類似のシートをドロップアウトカラーで作成。 2.上記記入用紙を用いて、筆記者として豊田高専学生を選び、作文の形で延170人、約230枚、92,000文字の日常手書き文字データを収集。 3.日常手書き文字と從来主として研究に用いられていた。同一字種を多数反復記入した文字との間にいかなる相違があるかを検証するため、上記作文を書いた筆記者10名についてひらがな46字種計14720文字を収集。 4.収集した上記手書文字データを観測し、ディジタルデータ化する観測システムを設計、製作した。具体的には、今回新規購入したパソコンPC-98XLに他研究費で購入のイメージスキャナを接続、操作性のよいパソコンの機能をフルに活用して収集データをディスプレイ上で直接目で観測しながらディジタルデータ化するソフトウェアを開発。 5.パソコンで収集したデータを現有の高性能ミニコンUX-700システムに転送、ここで各種の処理をして磁気テープに格納するソフトウェアを開発。 6.筆記者10名について、日常手書き文字としての作文中よりひらがな10字種を選び、各20〜50文字を抽出、一方、同一筆記者が同一字種をOCRシート上に反復記入した文字を各32文字抽出、両者の特徴量を名古屋大学大型計算機センターの大型計算機を用いて解析、比較した結果、文脈のない文字あるいは同一字種を多く反復記入した文字からは筆記者の個性又は特徴が大幅に失われる可能性があることが判明した。 7.データ収集システムが完成したので、今後大量に日常手書き文字を収集手書き文字の個人性の解析をする。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)