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精神遅滞児,特にダウン症児の肥満に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61580099
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

横山 泰行  富大, 教育学部, 助教授 (30109102)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山路 啓司  富山大学, 教育学部, 教授 (50012571)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1986: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords精神遅滞児 / ダウン症児 / 安静時代謝量 / 心拍数 / 肥満児 / 万歩計 / 皮下脂肪厚 / 体脂肪量
Research Abstract

富山県内の国公立養護学校3校に在籍するダウン症児男子25名(年齢:6.8-18.6歳)と女子21名(年齢:8.1-17.2歳)の皮下脂肪厚,1日の歩数,昼間5時間の心拍数,安静時代謝量,栄養摂取カロリーの調査・実験を実施して、下記の如き知見を得た。
1)長嶺の体脂肪量による肥満判定法によれば、ダウン症児の肥満出現率は男子では52%、女子では57%の高率であった。重度の肥満児は男子では肥満全体の半数を凌駕していたが、女子では3分の1の値であった。
2)ダウン症児の1日の歩数は精神遅滞児の中では、平均の値より男女とも若干に低い傾向であった。
3)晴天時の午前9時30分から午後2時30分までの学校における1分間毎の心拍数は全体に低い傾向であった。140拍/分以上の心拍数は男女とも、5時間のうち数分から十数分程度認められるのみであった。
4)ダウン症児の安静時代謝量は男女とも全国の健常児の数値よりも低い傾向であった。除脂肪体重当たりの安静時代謝量は性差に関係なく、ダウン症児も健常児も類似した値であった。
5)ダウン症児の栄養摂取カロリーは全国の健常児とほぼ同じか、若干低い傾向にあり、いわゆる過食傾向は認められなかった。
以上の結果より、ダウン症児の肥満の主因は過食よりも、活動不足にあると結論付けることができる。あるいは、日常生活における少ない身体活動量の割りには、高い栄養摂取カロリーを確保していると要約できる。つまり、ダウン症児の摂取カロリーと運動量との組み合せは最も肥満になりやすい、最適の組み合せに近いものであると指摘することができる。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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